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BIツールの5つの活用ポイントとは?部署別の活用事例も合わせて紹介

BIツールの5つの活用ポイントとは?部署別の活用事例も合わせて紹介

企業にとって重要な資産である「情報」を最大限に活かすために注目されているのがBIツールです。経営や営業などでの蓄積された情報(データ)をBIツールで分析・加工し、経営層による迅速な意思決定や効果的なマーケティング施策を実現することを目的にしています。

一方で、BIツールの導入を考えている企業からは「具体的な活用イメージがつかない」という声も多く聞かれます。そこで、この記事では「経営管理」、「マーケティング」、「営業」の3分野でのBIツール活用シーンの例を紹介します。

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目次

    BIツールの基本知識

    BIツールとは、さまざまなデータを集約・分析し、企業の意思決定をスピーディかつ的確にサポートするツールです。Excelのような表計算ソフトとは異なり、複数のデータソースから大量の情報を統合し、グラフやダッシュボードなどの形で直感的に出力できるのが特徴です。

    BIツールの定義や代表的な機能については、以下の記事で詳しく解説しています。

    関連記事 BIツールとは?機能や種類、人気製品をわかりやすく解説

    BIツールの使い方

    BIツールには、「レポーティング」、「OLAP分析」、「データマイニング」、「プランニング」など、目的に応じたさまざまな機能があります。それぞれの機能に特化したツールや操作方法があり、自社の分析目的にあわせた使い方を検討することが重要です。

    より詳しい機能や分析手法の詳細については、以下の記事で紹介しています。

    関連記事 BIツールの具体的な使い方・分析方法を解説!導入事例も紹介

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    BIツールの活用ポイント

    単にBIツールを導入しただけでは、業務効率の改善や速やかな意思決定に結びつけることは難しいでしょう。BIツール活用のポイントを5つ紹介します。

    現場でどのように使われるかを考える

    BIツール導入時は「このようなイメージで活用したい」という理想があり、その実現に向けてユーザーに積極的な利用を促すこともあるでしょう。しかし、経営層などが現場の声を聞かずに想定した活用方法では上手く行かないことも多々あります。

    実際に現場でユーザーが使用することをよく想定した上で、「こんなふうに使ってほしい」というイメージを提示するようにしましょう。

    まずは情報システム部門手動で画面を1つ作ってみる

    現場での能動的なBIツールの利用は簡単には実現できません。まずは情報システム部門など、ITシステムの使用に慣れている担当者が試しにダッシュボードなどを作成してみせると良いでしょう。

    実際に出来上がった画面を見れば、「このデータの売上のグラフも表示したい」「こんな切り口で分析してみてはどうだろうか」など、現場から自発的な改善の意識や積極的な利用の意思を引き出すことができるでしょう。

    定型フォーマットの数を限定する

    BIツールはデータの分析結果を視覚的に分かりやすく表示できることが魅力です。グラフや表のフォーマットも種類が豊富に用意されていることも多くあります。しかし、人間が一度に認知し利用できる数には限界があると言われており、あまりに数が多いと十分に利用ができないことが起こりうるのです。

    導入直後は、フォーマットの数を減らすなどして利用開始のハードルを下げるようにしましょう。

    探索型検索(ドリルダウン)をまずは利用してみる

    売上が伸び悩んでいる製品はどれか、その製品を購入していない顧客はどこか、ではその顧客は何の製品を買っているのかなど、探索型の検索をBIツールは非常に得意としています。

    BIツールが得意とする分析手法から現場で試してもらい、まずはBIツールの便利さを実感してもらいましょう。

    一つのデータを多面的に分析してみる

    探索型検索でBIツールの有用性を知ったら、続いて他の分析手法も試してみましょう。BIツールには専門的な知識が必要な分析手法を簡単に実行できる仕組みが備わっています。

    同じデータに対してであっても、分析手法を変えることで違った知見を得ることもできるため、さまざまな分析機能を試してみましょう。

    具体的な製品情報が知りたい方は、以下の記事をご覧ください。人気ランキングや機能別におすすめ製品を徹底比較しています。

    関連記事 【一覧表】BIツールおすすめ比較25選!人気ランキングや機能、選び方も紹介

    部門別のBIツール活用シーン

    続いて、BIツールはどんな場面で活躍するのか具体的な活用シーンを紹介します。

    経営管理のためにBIツールを活用

    まずは経営管理でのBIツール活用シーンを紹介します。

    経営判断に役立つ指標を明確化

    「経常利益率」「資本生産性」「損益分岐点」「売上高」など、企業ごとで重視する経営指標は変わりますが、BIツールを活用すれば、定点的に経営指標を追うことが簡単に実現できます。

    BIツールは、グラフ化などの加工機能に優れています。例えば、表計算ソフトよりも視覚的に分りやすいグラフをダッシュボード上に表示したり、定型レポートとして出力したりすることが可能です。ERP(統合基幹業務システム)や業務システムなどと連携させれば、各部署や部門からの集計を待つことなく、リアルタイムでの数値の把握も可能です。

    売上予測のシミュレーション

    目標と実績の達成度合いである予実を追うためには、日々変動する為替や需要の予測が、全体の利益や売り上げにどのように影響を与えるかを把握する必要があります。「為替が1円上がったら…」「逆に1円下がったら…」というようなケースごとの分析も、BIツールで容易に行うことができます。

    マーケティングにBIツールを活用

    続いてマーケティング分野でのBIツール活用についてです。

    関連性や傾向を可視化

    「商品Aと共に売れている商品」「天気や気候による来訪者数の変化」「近隣イベント開催時と非開催時の店舗売上」など、複数のデータをBIツールを使ってクロス分析、相関分析、回帰分析といった方法で分析することで、経験や勘にとらわれずに、品揃えや仕入れ量を変えたり、プロモーションのターゲットの絞り込みなどが行えるようになります。

    「コールセンターへの問い合わせ」や「SFAの情報」をテキスト分析

    テキスト化された「オペレーターと顧客との会話情報」や集計したアンケート結果、SFA(営業支援システム)に蓄積された顧客の声などを「テキストマイニング」と呼ばれる手法で分析することで、顧客ニーズを数値や傾向として可視化できます。

    さらに、複数データと相関的に分析を行うことで「特定のクレームが届きやすい時期」などが分かれば、製品・サービスの弱点を把握できるといった効果も期待できます。

    営業現場でBIツールを活用

    最後に営業活動におけるBIツール活用シーンを紹介します。

    数字による裏付けのあるデータを視覚的に訴求

    顧客への提案書やプレゼンテーションの資料は、説得力が求められます。BIツールを使い、「自社製品を導入した企業の売上アップ率」などの具体的な数値をグラフ化して示すことで、営業活動での説得力が増します。

    売上実績や見込みのデータを可視化

    営業担当者が「受注済みの金額」「見込みの金額」を特定のフォーマットで入力し、集計されたデータをBIツールでダッシュボードや定型レポートといった出力形式で可視化すれば、営業のマネージャーは日々変動する数字をリアルタイムで簡単に追うことができます。

    BIツールの導入事例

    BIツールを実際に導入した企業が、どのようにデータ活用を進め、どのような成果を上げたのかを紹介します。業種や部門別の具体的な事例を通じて、導入効果や活用のヒントを掴みましょう。

    経営管理:全社データを統合し、経営判断の迅速化に貢献

    ペガサスミシン製造株式会社様では、販売実績や在庫、生産計画といった複数部門のデータをBIツールに集約。従来はエクセルベースでレポート作成に時間がかかっていたものの、BIツール導入後は、月次の経営会議資料の自動生成が可能に。これにより、経営陣がリアルタイムに重要指標を把握し、迅速な意思決定を行える体制が整いました。

    参考:Yellowfinの導入事例 ペガサスミシン製造株式会社様|ITトレンド

    マーケティング部門:データ集計工数を90%削減、スピーディな分析を実現

    株式会社協和様では、マーケティング部門が扱う売上・販促・市場データをBIツールで統合。これにより、従来時間を要していた分析作業の大幅な効率化を実現し、部門全体の戦略設計のスピードアップにつながっています。

    参考:Yellowfinの導入事例 株式会社協和様|ITトレンド

    ほかにもさまざまな企業の事例を掲載しています。詳しくは以下の一覧ページをご覧ください。

    参考:BIツールに関連する導入事例一覧|ITトレンド

    BIツールは組織を横断して活用できる

    BIツールは特定の部署に限らず、経営企画・マーケティング・営業など、組織全体で幅広く活用できます。専任の分析担当者や部門を設けることで、各部門のニーズにあわせた高度な分析・可視化も可能です。

    この記事で紹介した導入事例や活用ポイントを参考に、自社での具体的な活用シーンを明確にし、自社に最適なBIツール選定につなげていきましょう。

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    06月16日(月)更新
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