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【図解】BIツールと「DWH」や「ETL」との違いとは?

【図解】BIツールと「DWH」や「ETL」との違いとは?

企業の資源「人」「物」「金」に「情報」が加えられ久しくなりました。近年ではBIツールの登場によってビッグデータの活用が叫ばれています。ではこれらのデータをどのようにBIツールに落とし込み活用していけばよいのでしょうか。

社内のデータを活用するには「DWH」と「ETL」が必要となります。この記事ではこれらツール誕生の背景を紹介し、DWHとETLの違いを解説します。

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目次
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    業務システムと情報活用の進展

    近年、企業の業務データは急激に増加しており、それに伴って情報活用の重要性が高まっています。従来の基幹系システムでは処理しきれない膨大なデータを、いかに効率よく収集・蓄積・分析・可視化するかが経営判断の質を左右します。特に、BIツール(Business Intelligenceツール)はその中核を担う存在として注目されています。

    BIツールの進化の歴史

    BIツールは1990年代から存在しており、当初はIT部門が作成した定型レポートを配布する用途に限られていました。しかし近年はセルフサービス型BIツールの登場により、現場部門が自らデータ分析を行えるよう進化を遂げています。また、クラウド環境の整備によって導入・運用のハードルも下がり、あらゆる企業での活用が進んでいます。

    情報活用を目的とした「DWH(データウェアハウス)」

    DWH(Data Warehouse)は、業務システムから抽出された膨大なデータを蓄積・整理し、分析しやすい形で保管するシステムです。データの一元化や検索性の向上、時系列データの保持に優れており、BIツールとの相性が非常によいのが特徴です。

    DWH(データウェアハウス)とは

    DWHの種類と比較

    DWHにはクラウド型やオンプレミス型などの導入形態があり、コスト・運用性・パフォーマンスに違いがあります。例えば、クラウド型はスケーラビリティに優れ、初期費用も抑えられます。一方、オンプレ型は自社環境での運用が可能で、セキュリティ要件の厳しい業界に適しています。

    比較項目クラウド型DWHオンプレミス型DWH
    初期費用低い高い
    拡張性高い低め
    保守性ベンダー依存自社管理

    以下の記事では、BIツールとDWHの違いを図でわかりやすく解説しています。

    関連記事 イラスト付きで解説!BIツールとDWHの違いは?

    分析するデータを抽出する「ETL」

    ETLとは、Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(書き込み)の略であり、DWHやBIツールで分析に適した形にデータを整える処理工程を指します。業務システムから必要なデータを抽出し、フォーマットを統一・整形してDWHへ書き込みます。

    ETLとは

    ETLの役割と活用事例

    ETLは、以下の3つの処理ステップから構成されており、データを分析しやすい形に整える重要な役割を担います。

    • ●抽出(Extract):業務システムや外部データベースなどから、必要なデータを取得します。
    • ●変換(Transform):取得したデータのフォーマットを整え、分析に適した形式へ変換します。
    • ●書き込み(Load):変換されたデータをDWH(データウェアハウス)に格納します。

    例えば、小売業ではETLを活用して以下のようなデータ処理を行っています。

    • 1.各店舗のPOSデータや在庫情報、顧客の購買履歴などをETLで集約・変換し、DWHに蓄積します。
    • 2.週ごとに店舗別の売上データを収集し、商品カテゴリ別や時間帯別に分類してDWHへ格納します。
    • 3.BIツールを活用してデータを可視化することで、売れ筋商品の傾向や季節ごとの需要変動を把握し、販促戦略や仕入計画に反映します。

    ETLの機能やメリットなどについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

    関連記事 ETLとは?3つの基本機能とツールの必要性を詳しく解説

    BI・DWH・ETLの違いと連携イメージ

    BIツール、DWH、ETLはそれぞれ役割が異なり、連携することで最大限の効果を発揮します。

    BIツール・DWH・ETLの違い
    役割ツール機能
    データ収集・整形ETL抽出、変換、DWHへの書き込み
    データ蓄積DWH分析用データの一元管理、時系列管理
    データ分析・可視化BIツールダッシュボードやレポートでの可視化

    BIツールの処理ステップ

    BIツールは、DWHに蓄積されたデータを活用して、次のような処理を行います。

    • 1.DWHから分析対象のデータを取得
    • 2.指定条件でフィルタ・集計
    • 3.グラフや表形式で可視化
    • 4.インサイトをレポートやダッシュボードで共有

    BIツールは単にデータを表示するだけでなく、ユーザーが自ら探索・分析を行える「セルフサービス型の分析基盤」として機能します。

    近年では、BIツールの一部の機能としてDWHやETLのサービスを提供しているBIツールも登場しています。以下の記事では主要なBIツールを比較しているので、製品選定にお役立てください。

    関連記事 【一覧表】BIツールおすすめ比較25選!人気ランキングや機能、選び方も紹介

    DWH・ETL・BIツールの組み合わせ活用法とは

    それぞれのツールを連携させることで、以下のような効果的な活用が可能になります。

    • ●DWH×ETL:ETLが変換したデータをDWHに効率よく蓄積。
    • ●ETL×BIツール:リアルタイムETLにより最新データをBIに反映。
    • ●DWH×BIツール:BIツールがDWHの大規模データを可視化。

    このように三者を組み合わせることで、「業務データの処理」→「蓄積」→「可視化・分析」といったデータ活用の流れが確立されます。

    BI・DWH・ETLを連携させ、真の情報活用を実現しよう

    データの蓄積・整形・分析という一連の処理を円滑に行うには、ETL・DWH・BIツールを戦略的に連携させることが鍵です。情報をリアルタイムに可視化し、意思決定のスピードと精度を高めるBIツールを活用し、競争力あるデータ活用体制を築きましょう。

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    06月16日(月)更新
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