ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■多言語対応の範囲別
- 通訳者用の音声チャンネル:BOSCH会議システム
- 字幕表示・翻訳字幕:GoogleMeet
- リアルタイム翻訳:Secure Meet、U
- ■提供形態別
- オンプレミス型:BOSCH会議システム、Secure Meet
- クラウド型:GoogleMeet、Secure Meet、U
Web会議システムの多言語対応は3つの層で考える
多言語対応という言葉は、製品によって指す範囲が異なります。何が使えれば会議が成り立つのかを整理するため、画面、字幕、通訳の3つの層に分けて確認します。
画面表示や操作メニューの多言語化
最も基本的な層は、画面の表示や操作メニューを参加者の言語に切り替えられることです。参加方法の案内や、マイクとカメラの設定画面が母語で表示されると、操作に迷う場面を減らせます。
ただし、画面が多言語に対応していても、発言の翻訳までは行わない製品もあります。画面の言語と会話の翻訳は別の機能として、分けて確認しておきましょう。
翻訳字幕による発言内容の理解の補助
次の層は、発言を文字にして、別の言語へ翻訳した字幕を表示する機能です。参加者が自分の言語の字幕を選んで読めるため、通訳者を手配しにくい会議でも内容を追いやすくなります。
機械翻訳のため、専門用語や言い回しによっては誤訳が起こる可能性があります。契約や仕様の確認など重要な場面では、字幕を補助として使うのが現実的です。
通訳者が使う音声チャンネルの切り替え
三つ目の層は、通訳者が話す音声を、参加者が聞きたい言語のチャンネルで選べる機能です。同時通訳つきの会議や国際会議では、この仕組みが使われます。
通訳者の手配が前提になるため、費用と準備の手間がかかります。提供している製品が限られる場合もあるため、必要かどうかを早めに見極めましょう。字幕で足りる会議か、通訳者が必須の会議かを、会議の種類ごとに分けて考えると判断しやすくなります。
Web会議の多言語対応を比べる際の確認項目
Web会議システムの多言語対応は、対応言語の数だけでは比べられません。実際の会議で困らないよう、次の項目を製品ごとに具体的に確認します。
対応言語の範囲と日本語との組み合わせ
字幕や翻訳に対応する言語は、製品によって異なります。自社の拠点がある国の言語に対応しているか、日本語との組み合わせで翻訳できるかを確認しましょう。
英語と日本語の組み合わせには対応していても、他の言語は英語を経由して翻訳する製品もあります。この場合は、訳の精度が下がる可能性があるため、試して確かめます。実際の会議で使う文書を数行翻訳させて、意味が通じるかを確認する方法もあります。
専門用語や固有名詞の登録方法
業界の専門用語や社内の製品名は、機械翻訳で誤りが出やすい部分です。用語集を登録して訳を指定できる機能があるかを確認します。
登録できる用語の数や、会議ごとに切り替えられるかも製品によって異なります。実際に使う用語を数十語選んで、試用の際に登録して確認すると違いが見えます。
翻訳データの保存先と取り扱い
翻訳のために送信された音声や文字が、どの国や地域のサーバで処理され、どの程度の期間保存されるのかを確認します。入力した内容が、サービスの改善に使われるかどうかも、提供会社によって方針が異なります。
機密性の高い会議では、特に重要な確認項目です。判断が難しい場合は、情報システム部門や専門家に相談しましょう。
海外拠点との会議で起きやすい課題と対処
海外拠点との会議では、言語以外にも、時間や通信環境といった課題が加わります。機能面とあわせて、運用面の対処も考えておきましょう。
時差を考慮した開催時間の調整
拠点間で時差が大きい場合は、片方の拠点の参加者が早朝や深夜に参加する負担が生じます。参加者の負担が偏らないよう、開催時間を持ち回りにする方法があります。
録画機能や議事録の共有を活用すれば、参加できなかった人も内容を確認できます。開催時刻は、各国の現地時間で併記して案内すると、勘違いを防げます。祝日や長期休暇の時期も、拠点ごとに確認しておくと、日程の調整がスムーズに進みます。
通信環境の違いによる音声と映像の遅延
拠点の通信環境が異なると、音声が途切れたり映像が遅れたりする場合があります。遅延が大きいと、翻訳字幕の表示も遅れ、会話のテンポが崩れる可能性があります。特に通訳を介する会議では、遅延が重なって、発言のタイミングがずれやすくなります。
事前に接続テストを行い、必要に応じて映像の画質を下げる設定を使います。参加者には、有線接続の利用や、通信の安定した場所からの参加を案内しましょう。
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通訳つき会議を進めるときのポイント
通訳者を入れる会議では、通訳者が働きやすい環境と、参加者の話し方への配慮が欠かせません。進行の工夫で、会議の質が大きく変わります。
通訳者との事前の打ち合わせと資料共有
通訳者には、会議の目的、議題、参加者の役職や専門用語を事前に伝えておきます。資料も早めに共有すると、通訳の質を保ちやすくなります。
通訳者が音声チャンネルを使えるか、画面を見られるかといった、システム側の環境も事前に確認します。リハーサルを行うと、当日の混乱を防げます。通訳者が音声を聞き取りにくい場合に備えて、マイクやヘッドセットの指定も伝えておきましょう。
発言の間合いと話し方の工夫
通訳つきの会議では、発言を短く区切り、通訳が追いつく間合いを取ることが大切です。早口や長い話は、通訳の負担を増やし、内容が正しく伝わらない原因となります。
固有名詞や数字は、チャットにも書き込むと、聞き間違いを防げます。司会者が発言の順序を整理する役割を担うと、進行が安定します。発言者が変わるたびに名前を名乗る決まりにするのも有効です。
多言語のWeb会議を社内に定着させる運用
多言語対応の機能を導入しても、使い方が伝わらなければ活用されません。参加者がとまどわないよう、案内の方法と見直しの仕組みを整えておきましょう。
参加者への事前案内と言語設定の周知
会議の案内には、使用する言語、字幕の有無、通訳チャンネルの選び方を書いておきます。初めて参加する人には、画面付きの手順書があると、当日の問い合わせを減らせます。
案内文も、必要に応じて参加者の言語で用意します。事前に簡単な接続テストの機会を設けると、音声や字幕の不具合に気づきやすくなります。
字幕の使い方に関する社内ルールの整備
翻訳字幕は便利ですが、誤訳を含む場合があります。誤訳に気づいた場合の指摘の方法や、重要な内容を口頭やチャットで確認する流れを、社内のルールとして決めておくと安心です。
字幕に頼りすぎず、重要な決定事項は文書で再確認する習慣をつけます。参加者全員が同じ前提で使えるよう、ルールを共有しておきましょう。
利用状況の確認と改善
多言語機能が実際にどの程度使われているかを、定期的に確認します。使われていない場合は、操作が分かりにくいのか、必要性が低いのかを、参加者の声から探ります。
声を集めて、設定の見直しや追加の説明を行います。必要な機能が足りない場合は、別の製品を比べ直す判断材料にもなります。
多言語の会議データを管理するための準備
会議の録画や議事録が複数の言語で残る場合は、保存や共有のルールも必要です。後から探せない記録にならないよう、あらかじめ決めておきましょう。
議事録を残す言語の決め方
議事録は、原則として使う言語を決めておきます。原文のほかに、翻訳版を残すかどうかも決めておくと、後で確認する際に迷いません。
翻訳字幕を保存する機能がある製品もありますが、誤訳が含まれる場合があります。正式な記録とする場合は、人の目で確認してから残しましょう。
録画データの閲覧権限と保存期間
国をまたぐ会議の録画は、閲覧できる人を限定し、保存期間を決めて管理します。拠点ごとに適用される法令や社内規程が異なる場合があるため、事前に確認しておきます。
判断が難しい点は、法務担当者や専門家に相談しましょう。不要になった録画は、決めた期間で削除する運用にします。拠点間で保存の方針が食い違わないよう、担当者を決めて管理しましょう。
多言語会議に使える製品の特徴一覧
翻訳や同時通訳、字幕表示など、海外拠点や外国籍の参加者との会議に役立つ機能を備えた製品を、特徴とあわせて一覧にまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| BOSCH会議システム | 赤外線方式の同時通訳システムを用意。通訳者ユニットは最大100チャンネルに対応 |
| GoogleMeet | 日本語や英語など複数言語のリアルタイム字幕に対応。対象プランでは翻訳字幕も利用可能 |
| Secure Meet | AIがリアルタイムに発話内容を翻訳。クラウドとオンプレミスの両方に対応 |
| U | AIによるリアルタイム翻訳に対応し、議事録の自動作成もできるクラウド型 |
翻訳・通訳に対応した会議向け製品
通訳者を介する会議から、AIによる翻訳、字幕の表示まで、言語への対応方法が異なる4製品を取り上げます。会議の規模や頻度にあわせて、必要な方式を選びましょう。
BOSCH会議システム
- 豊富なラインナップでニーズに合わせた最適な会議システムを構築
- 高い収音性と明瞭な音声でスムーズなコミュニケーションを実現
- オンライン会議やICTシステム、同時通訳システムとの連携が可能
株式会社東和エンジニアリングが提供する「BOSCH会議システム」は、少人数の会議からオンラインで複数会場を結ぶ会議、同時通訳が必要な大規模会議まで、活用シーンにあわせて構築する会議システムです。赤外線方式の同時通訳システム「インテグラス」を用意しており、最大100チャンネルに対応する通訳者ユニットと受信機で、通訳された音声を参加者へ届けます。会議用ユニットには、最大32チャンネルの同時通訳を受信できるチャンネルセレクタを内蔵したモデルもあります。
GoogleMeet (グーグル合同会社)
- 無料でも回数制限なし!まずはお試し利用も可能
- スマホからでも利用可能!場所を選ばず気軽に会議
- 高度なセキュリティ機能が充実!安心して導入できる
Secure Meet (チャットプラス株式会社)
- ニーズに合わせてセキュリティレベルをカスタマイズ
- リアルタイムAI翻訳で言葉の壁を撤廃
- 導入前から運用まで丁寧なサポートを提供
U (サイバーリンク株式会社)
- AIリアルタイム翻訳機能を搭載
- AIが議事録を自動作成します。
- AIノイズキャンセリングでクリアな音声
まとめ
Web会議システムの多言語対応は、画面表示、翻訳字幕、通訳者の音声チャンネルの3層で整理できます。比較する際は、対応言語の組み合わせ、用語の登録、データの保存先を確認しましょう。海外拠点との会議では、時差や通信環境への配慮も欠かせません。自社に必要な範囲を見極めるため、資料請求で各社の対応を比べてみてください。

