資料請求リスト
0

オンプレミス型PBX3選!クラウドとの違いやメリットを徹底比較

オンプレミス型PBX3選!クラウドとの違いやメリットを徹底比較

社内に設置するタイプのオンプレミス型PBXは、セキュリティ面やカスタマイズ性に優れていますが、価格や導入期間などでクラウド型PBXに劣る一面もあります。この記事では、オンプレミス型とクラウド型の違いや各メリットについて解説します。

オンプレミス型・クラウド型それぞれの特徴を把握し、自社に最適なPBXを導入しましょう。

この記事は2025年9月時点の情報に基づいて編集しています。
目次
    PBX紹介ページ遷移画像

    オンプレミスPBXとは

    PBX(Private Branch Exchange)とは、内線同士や外線と内線をつなぐ電話交換機のことです。

    オンプレミスPBXは、社内に設置するタイプのPBXを指します。構内に電話線を配線して電話回線に接続する方式と、IPネットワークを利用する方式があります。

    IPネットワークを利用するPBXは「IP-PBX」と呼ばれ、VoIP技術を活用して音声をインターネット上に載せて通信します。電話機にはVoIPアダプタ付きのIP電話機を利用します。

    社内LANに端末を接続するだけで利用できるため、専用の電話線は不要です。パソコンとの連携も容易で、さまざまな機能を活用できます。

    クラウドPBXとは

    PBXをクラウド化したのがクラウドPBXです。クラウド上でPBXの機能を利用できるサービスです。社内にPBXの装置を設置する必要がなく、インターネット上で通話・通信するため、従来の通話環境を改善できます。

    置き型電話機はもちろん、スマートフォンやパソコンをビジネスフォンとして利用できるため、働く場所を選びません。

    オンプレミスPBXとクラウドPBXの違い

    オンプレミス型とクラウド型のPBXの違いをまとめました。価格や運用面、セキュリティ面について比較しており、それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。

    比較項目オンプレミスPBXクラウドPBX
    初期費用高額になりがち少額なケースが多い
    月額費用少額・またはかからないケースが多い月額利用料が発生
    導入期間長期間かかるすぐに利用を開始可能
    カスタマイズ性拡張性と自由度は高いが工事や設定変更が必要オプションなどでカスタマイズできるが自由度は低い
    セキュリティ面社内ネットワークのため安全性が高いベンダーによる

    初期投資がかかるのがオンプレミス型、毎月のランニングコストがかかるのがクラウド型です。カスタマイズしたい場合はオンプレミスPBX、短期間での導入を希望する場合はクラウドPBXがよいでしょう。セキュリティ面ではオンプレミスPBXのほうが優位です。

    オンプレミスPBXの強み

    オンプレミスPBXのデメリットとしてコストが高額になる点や、導入までに時間を要する点があります。しかし、デメリットを上回るメリットを見出し、オンプレミスPBXを導入する企業も少なくありません。

    ここからは、オンプレミスPBXの強みについて解説します。

    カスタマイズ性に優れている

    オンプレミスPBXは完全に自社で管理できるため、カスタマイズ性に優れているのが特徴です。カスタマイズにより電話とコンピュータを連動させて、発信者情報を着信と同時に表示可能。自社の業務範囲や課題にあわせて、必要な機能をカスタマイズできるため、自社に適した扱いやすいシステムになり得るでしょう。

    既存システムと連携できる

    オンプレミス型の場合、自社システムとの連携もしやすく、CRMやCTIとの連携によりさらなる業務効率化も期待できるでしょう。ライセンスを購入すれば、商用ソフトやミドルウェアも自由に利用できます。

    セキュリティを強化できる

    インターネットを使用せず社内ネットワークで通話するため、セキュリティ対策も自社の安全基準に合わせて自由に実施できます。インターネット環境によって音声品質が左右されやすいクラウドPBXと異なり、通話品質が安定している点も強みといえるでしょう。

    クラウドPBXの強み

    クラウドPBXのデメリットとして、ランニングコストが発生する点やセキュリティをベンダーに依存する点などが挙げられます。また、サービスによっては既存の電話番号が使えない可能性もあり、企業によってはデメリットとして捉えられるでしょう。

    しかし、クラウドPBXは人気が高くPBXの本流となりつつあります。ここからは、クラウドPBXの導入メリットについて説明します。

    初期費用が抑えられる

    クラウドPBXは機器を用意したり工事したりする必要がないため、初期費用はあまりかかりません。機器のメンテナンスなどもベンダーに一任できるため、保守・運用の人件費は削減できるでしょう。

    導入期間が短くて済む

    クラウドPBXは導入までの期間は短く済みます。基本的にサービスの利用を申し込めばすぐに利用可能です。インターネット環境さえあれば場所も選びません。カスタマイズの自由度は高くないものの、ユーザー人数の増減や設定変更は簡単に実施でき、対応に時間を要しません。

    利便性が高い

    クラウドPBXはスマートフォンやPCをビジネスフォンのように利用できます。登録端末同士であれば内線扱いにでき、通話料や転送料も不要です。オフィス以外の場所でも、スマートフォンなどを用いて会社の代表番号で発着信ができるため、使い勝手もよいでしょう。

    オンプレミスPBX導入が適した企業

    セキュリティを重視したい場合は、多くの企業がオンプレミスPBXを選択しています。特に金融業においては高いセキュリティレベルが求められ、クラウドPBXでは条件を十分に満たせないこともあります。

    しかし、昨今のクラウドサービスはセキュリティを改善・強化しつつあるので、自社のセキュリティレベルを満たした製品かどうか、ベンダーに問い合わせてみましょう。

    クラウドPBX導入が適した企業

    コストや導入の容易さを重視する場合は、クラウドPBXが人気です。特に社員数の増減で内線電話の組み替えが度々必要になる企業では、クラウドPBXを選択する傾向にあります。

    またスマートフォンを内線化できることもあり、リモートワークにおいても活躍するでしょう。さらにBCP対策としてもクラウドPBXは有効で、自治体でも導入が進んでいます。

    以下の記事では、おすすめのPBXを紹介しています。クラウド・オンプレミスなどの導入形態はもちろん、特長や価格、ユーザーの口コミなどを確認できる比較表もあるので、興味のある方は一読ください。

    関連記事 【2025年版】PBX製品17選を徹底比較!おすすめのクラウド型も多数紹介

    オンプレミスPBXのおすすめ3選

    おすすめのオンプレミスPBXを紹介します。セキュリティ性を重視している場合や、長期の活用を予定している企業に向いています。

    MAHO-PBX NetDevancer

    株式会社まほろば工房
    《MAHO-PBX NetDevancer》のPOINT
    1. オプション料金なしの低コストで快適な電話環境を実現
    2. WEB管理画面から自社でサクッと設定変更できる簡単操作
    3. 導入から運用までずっと安心できる万全なサポート体制

    株式会社まほろば工房が提供する「MAHO-PBX NetDevancer」は、低コストで導入可能な次世代型IP-PBXです。アプライアンス型(2モデル)とクラウド型を用意しており、規模や用途に応じて柔軟に選択できます。

    Web管理画面からの設定はシンプルで、スマートフォンやPCからも利用可能です。豊富な機能を標準搭載し、独自システムとの連携や拡張性にも優れており、小規模から大規模まで快適な電話環境を構築できます。

    IZUMO-PBX

    株式会社フィールトラスト
    《IZUMO-PBX》のPOINT
    1. 全ての拠点を内線化でき、会社電話でどこでも発着信可能
    2. 高い音声品質と強固なセキュリティをもつプライベートクラウド
    3. 専用アプリを使えば、スマホをビジネスフォンとして利用可能

    株式会社フィールトラストが提供する「IZUMO-PBX」は、外出先や在宅勤務でも会社番号で通話でき、全拠点を内線化することで通信コストを削減するシステムです。設置が容易な省スペース機器ながら高音質を実現し、専用環境の構築によって強固なセキュリティも確保しています。

    さらに柔軟なカスタマイズ性を備えており、館内放送やCRMとの連携など、既存業務に沿った運用が可能です。大規模コールセンターでの長期運用実績もあり、安定した継続利用を支えています。

    Cyber Phone

    サイバーコム株式会社
    《Cyber Phone》のPOINT
    1. 出張や外回りなど外出先でも利用が可能
    2. オンプレミス型とクラウド型の2つの導入環境
    3. 災害に強い3G/LTE回線を使用

    サイバーコム株式会社が提供する「Cyber Phone」は、スマートフォンをオフィス電話として活用できるサービスです。パーク保留・ピックアップ・電話帳・設定など、通常のオフィス電話に備わった機能を普段使いのスマートフォンから利用可能。テレワークや外出先での利用を想定する企業に最適です。

    さらにクラウド導入にも対応しており、目的や規模に応じて柔軟に導入できます。

    適切なPBXを導入して安定的な運用を実現しよう

    オンプレミスPBXは自社で運用できるため安心感があり、自由にカスタマイズできるメリットもあります。この点を優先して、最初からオンプレミスPBXに絞って検討している人も多いでしょう。

    しかし、価格面や導入・運用面なども考慮すると、クラウドPBXのほうがよいこともあります。大切なのは、総合的に考えてどちらが自社に適しているかをよく検討することです。以上を踏まえ、自社に最適なPBXを導入しましょう。

    PBX紹介ページ遷移画像
    新NISAに関する実態調査アンケート

    アンケート回答者の中から毎月抽選で10名様に

    Amazonギフトカード1,000円分が当たる!

    電球

    ITトレンドMoneyみんなのおサイフ事情では

    「新NISAに関する実態調査」をしております。

    ぜひご協力ください。

    it-trend moneyロゴ
    新nisaアンケートロゴ
    \匿名OK!カンタン2分で完了/アンケートに答える
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「オンプレミス型PBX3選!クラウドとの違いやメリットを徹底比較」というテーマについて解説しています。PBX(構内交換機)の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    PBX(構内交換機)_診断バナー
    認知度、利用経験率No.1のITトレンド PBX(構内交換機)上半期ランキング
    カテゴリー関連製品・サービス
    GoodLine
    株式会社グッドリレーションズ
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ★★★★★
    4.0
    MAHO-PBX NetDevancer
    株式会社まほろば工房
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ★★★★★
    0.0
    IZUMO-PBX
    株式会社フィールトラスト
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ★★★★★
    0.0
    Omnia LINK
    ビーウィズ株式会社 Bewith, Inc.
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ★★★★★
    4.5
    「トビラフォン Cloud」
    トビラシステムズ株式会社
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ★★★★★
    4.0
    MiiTel Phone
    株式会社RevComm
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ★★★★★
    4.1
    ITトレンドへの製品掲載・広告出稿はこちらから
    PBX(構内交換機)の製品をまとめて資料請求