【一覧表】電子カルテメーカーランキングTOP10
「ITトレンド年間ランキング2024電子カルテ」をもとに、病院向け電子カルテの人気ランキングTOP10を紹介します。さまざまなメーカーの電子カルテシステムを取り扱っているITトレンドで、ユーザーから問い合わせの多かった人気メーカーや製品を確認してみましょう。
見事1位に輝いたのは、株式会社DONUTSの「CLIUS (クリアス)」です。2位はウィーメックス株式会社の「Medicom-HRf Hybrid Cloud」で、3位は株式会社EMシステムズの「MAPs for CLINIC」です。TOP3にランクインしている製品はどれもクラウド型での提供もされており、導入の容易さと使いやすさに定評があります。
最新のランキングは以下のボタンより確認できます。新しい製品が随時追加されているので、ぜひ参考にしてください。
電子カルテメーカーTOP10のおすすめ製品紹介
人気ランキングトップ10の製品について、提供形態や価格、レセコン対応などを比較します。気になる製品は、緑の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加しておき、あとからまとめて資料請求できるのでぜひご利用ください。
CLIUS (クリアス)
- 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
- カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
- iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます
株式会社DONUTSが提供する「CLIUS (クリアス)」は、無床クリニックや在宅医療向けのクラウド電子カルテです。PC操作に不慣れな人でも操作しやすい設計ですが、遠隔操作サポートプランも提供されています。また、ORCAと連携しており、受付から診療、会計までレセプト業務を一貫して効率化できます。グループ医院での利用や複数医院をまたがった働き方にも対応し、地域医療との連携も可能です。
提供形態 | クラウド | レセコン対応 | 分離型 |
対応病院 | 無床クリニック向け / 在宅医療向け | 無料トライアル | ◯(30日間) |
参考価格 | ダイレクト導入プラン:初期費用無料、月額利用料金は問い合わせ 基本プラン:初期費用200,000円、月額12,000円~ |
CLIUS (クリアス)を利用したユーザーの口コミ
レセコンオルカと分離しているので、初めのうちは多少慣れが必要。 後払い機能まで搭載されるとより便利に使えるでは。また、経営分析機能について、条件設定によっては出したい帳票が出ないので、クリアスが売りにしている「開発力」に今後期待したい。
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Medicom-HRf Hybrid Cloud
- オンライン順番受付・モバイル型決済・オンライン問診と連携可能
- はじめてでも直観的に理解しすぐに使いこなせるUX/UIデザイン
- クラウド活用によるデバイス&ロケーションフリーを実現
ウィーメックス株式会社が提供する「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、一般診療所向けの電子カルテです。医療機器や外注検査など、170社以上の他社機器と連携が可能です。全国に拠点をもつ保守サービス会社の常駐エンジニアによるサポートが受けられるため、安心して運用できるでしょう。シンプルな画面設計で、必要最小限の操作でカルテ入力が可能です。
提供形態 | オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / ハードウェア / サービス | レセコン対応 | 一体型 |
対応病院 | 有床クリニック / 無床クリニック / 在宅医療向け | 無料トライアル | ー(無料デモあり) |
参考価格 | ー ※5年ごとの買換え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-HRf Hybrid Cloudを利用したユーザーの口コミ
基本的にどこのクリニックもこちらの電子カルテを使っている医院が多く、転職等をしてもやり方が同じため操作に困らなかったです。操作も特に難しい機能とかはないため誰でも覚えやすいと思います。
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今までと違い画面切り替えがなくなったので、終わる時に全て消し忘れます。使い始めなので慣れてないのもありますが。
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MAPs for CLINIC
- 初期ライセンス0円!Web予約問診(LINE連携)も追加費用0円!
- 柔軟な入力セット・画面表示カスタマイズで4倍速の高速入力
- ネットワーク障害時は別回線に自動切換。オフラインでも入力可能
株式会社EMシステムズが提供する「MAPs for CLINIC」は、安全性と利便性を両立するクラウド電子カルテです。高速入力とカスタマイズ可能な画面表示で、効率的な運用を実現します。120社以上の外部機器や検査センターと連携し、周辺機器との豊富な連携実績があります。また、ネットワーク停止時も診察を止めない安心設計と、土日祝も対応の手厚いサポートも特徴です。
提供形態 | クラウド / SaaS | レセコン対応 | 一体型 |
対応病院 | 無床クリニック向け | 無料トライアル | ◯(30日間) |
参考価格 | 初期費用無料、月額20,000円~ |
CLINICSカルテ
- 経営分析機能でクリニック経営をアップデート
- 一貫性のあるシステムで業務効率を向上
- クラウドシステムによる運用負担の軽減
株式会社メドレーが提供する「CLINICSカルテ」は、無床クリニック向けのクラウド型電子カルテシステムです。ORCA(日医標準レセプトソフト)内包型のため、予約から受付、カルテ管理・会計・レセプト作成までを一元管理を実現し、医療スタッフの業務も効率化します。CLINICS予約・CLINICSオンライン診療と連携することで、患者用アプリとも連動して検査結果の送信や予約管理も実施できます。
提供形態 | クラウド / SaaS | レセコン対応 | 一体型 |
対応病院 | 無床クリニック向け | 無料トライアル | ー(無料デモあり) |
参考価格 | 初期費用はカルテの使用状況による 5年契約:月額40,000円 ※1年契約や3年契約もあり |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
CLINICSカルテを利用したユーザーの口コミ
勤務先の医院で導入している。患者さんの予約・キャンセル管理が容易だと感じる。保険証の写真を患者さんにご自身でアップロードしていただくことで、非接触で保険確認できるので、コロナ禍の今非常に助かっている。
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予約管理にて、予約患者の一覧がもっと見やすくなると予約確認の漏れが起こりにくく、運用がしやすいと感じています。
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Qualis Cloud/Qualis
- 多機能なのに直感的な使い心地
- 各種システムとの連携も充実
- BMLだからできる、安心のサポート
株式会社ビー・エム・エルが提供する「Qualis/Qualis Cloud」は、さまざまな診療で活用できる豊富な機能と、他システムとの連携に強みをもつクラウド型電子カルテです。オンプレミス型のQualisから、直感的な操作性や自由度の高いカスタマイズ性、各種機器やシステムとの連携を継承しています。専門オペレーターや営業担当者によるサポートも充実しているため、安心して運用できます。
提供形態 | クラウド | レセコン対応 | 一体型 |
対応病院 | 無床クリニック向け | 無料トライアル | ー(無料デモあり) |
参考価格 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Qualis Cloud/Qualisを利用したユーザーの口コミ
この電子カルテシステムは本当に使いやすいです。たくさんの検査項目をひとつひとつ手入力しなくても、セットで組めばワンクリックで入力できます。そしてよく使う項目は、「お気に入りセル」というタブにセット登録しておけば、いつでもワンクリックで入力できます。事前に検査項目や投薬を入力したければ、「未来カルテ」という機能もあり、画面上のカレンダーから入力したい日付に飛べば、事前に該当日のコストを入力できます。そしてサポートセンターもあり、難しい事や困った事があれば電話やFAXで対応してくれます。本当に使いやすくて、全医療機関がクオリスならいいのにと思います。
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他と比較したわけではないのでそこまで大きく変えてほしい点はありませんが、機能を少し縮小して、さらにわかりやすくしても良いかもしれません。
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エムスリーデジカル
- 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
- 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
- 金融機関・政府機関も利用する安全技術
エムスリーデジカル株式会社が提供する「エムスリーデジカル」は、医療現場のニーズにあわせて開発された電子カルテです。AIによる自動学習機能によって、よく使う処置行為が自動で入力され、カルテ作成・オーダー入力を効率化できます。また、iPadアプリの利用によって、手書きの文字や図が瞬時に電子カルテへ反映されるため、パソコン操作が苦手な医師でも利用しやすいでしょう。無料体験版があり、導入前に使用感を試せます。
提供形態 | クラウド / SaaS | レセコン対応 | 一体型・分離型(選択可) |
対応病院 | 無床クリニック向け / 在宅医療向け | 無料トライアル | ◯ |
参考価格 | 初期費用無料 ORCA連動型:月額11,800円、一体型:月額24,800円 |
Henry
- 安全で低価格のクラウド型!!オンプレミス型の半額程度!!
- 経営分析ツールを搭載!!経営報告用の数値集計作業を軽減!!
- 運用フロー・ルール設計もサポート!!経営改善のドライバーに!!
株式会社ヘンリーが提供する「Henry」は、無床クリニック向けのレセコン一体型クラウド電子カルテです。低価格で導入可能で、運用フロー設計のサポートも充実。タブレット利用や音声入力、手書き入力に対応し、特許取得のシンプルで使いやすい画面が特徴です。また、経営分析ツールも搭載し、病院経営の効率化を実現します。
提供形態 | クラウド / SaaS | レセコン対応 | 一体型 |
対応病院 | 中小病院向け | 無料トライアル | ー(無料デモあり) |
参考価格 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
blanc
- どこでも使える!在宅訪問時でも院内と同じカルテが利用可能
- クラウドを利用したバックアップでデータ保管も安心!
- 早く・安価に導入可能!サーバー購入や構築もなく素早く導入
JBCC株式会社が提供する「blanc」は、視認性のよさや操作性を重視したクラウドカルテです。誰でも操作しやすいUI(ユーザーインターフェース)で、パソコン操作が苦手な医師や医療スタッフでも運用しやすく設計されています。また、カルテ情報や診療情報などの各種情報をもとにした文書の自動作成によって、文書作業の効率化もサポートします。オーダー内容を用途に応じてセット化しておけば、ワンクリックで簡単かつ迅速にオーダー可能です。
提供形態 | クラウド | レセコン対応 | 一体型 |
対応病院 | 中小病院向け | 無料トライアル | ー |
参考価格 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
電子カルテの導入メリットと注意点
紙カルテは同時閲覧ができないため、院内の作業効率に課題が生じます。また管理や保管場所の確保、劣化などの問題から、電子カルテへの移行を検討しているケースも多いようです。電子カルテのもつメリットは以下のとおりです。
- ●カルテ情報管理の業務効率向上
- ●ミスが減り医療の質や安全性向上
- ●スムーズな伝達で診療精度やスピードの向上
- ●カルテ保管場所の削減
また、電子カルテにはメリットが多くあるものの、少なからず導入に際していくつかのリスクが考えられます。製品選定の際には以下のようなデメリットに注意して、製品の特徴や価格をよく比較することをおすすめします。
- ●コストがかかる
- ●システムダウンの影響が大きい
- ●セキュリティ対策が必要
- ●運用には慣れが必要
電子カルテの種類

電子カルテは医療機関の規模や解決したい課題に応じて適した製品が異なります。ここでは、電子カルテの種類とそれぞれに対応した施設の特徴を紹介します。
オンプレミス型・クラウド型
電子カルテは提供形態によりオンプレミス・クラウド型に分けられます。オンプレミス型は院内にサーバや専用機器を設置してデータ管理するため、情報漏えいのリスクが低く、カスタマイズ性も高い点が特徴です。規模の大きな病院や独自システムに仕様をあわせたい医療機関に適しています。
対してクラウド型は、システム開発会社であるベンダーの用意したサーバでデータ管理するため、導入にコストや手間がかかりません。メンテナンスやアップデートといった長期的な管理も不要となるのがメリットです。
レセコン一体型・分離型
レセコンは、診療や治療内容をもとに算出した診療報酬を記した明細書である「レセプト」を自動作成できるシステムです。電子カルテにはレセコンの機能を備えたものと、レセコンと連携可能なものがあります。
一体型は管理工数や操作を覚える手間が減らせます。主に新規開業もしくはレセコンの乗り換えを考えている医療機関におすすめです。
レセコン分離型の電子カルテは、一体型と比べてシステム障害時のリスクが少ないのが利点です。利用中のレセコンを引き続き利用したい医療機関に適しています。ただしシステムによっては、連携できるメーカーや移行できるデータが限られる場合もあるので注意しましょう。
大規模向け・小規模向け
電子カルテには製品によって「大規模病院向け」「中小規模病院向け」「無床診療所向け」など、医療機関の規模・分類にあった特徴をもつものがあります。診療予約システムをはじめ連携できるソフトの多さや、搭載する機能などが異なるため、規模に特化した製品はカスタマイズせずとも比較的すぐに導入できるといえるでしょう。
以下の記事では、病院規模や診療科目ごとに適したおすすめの電子カルテを比較しています。自院に適した製品選びの参考にしてください。
電子カルテの選び方
人気の電子カルテシステムであっても、導入すれば自院の課題解決ができるとは限りません。自院の利用目的や課題を明確にし、最適な製品を選定することが重要です。ここでは電子カルテシステムの比較・選定ポイントを紹介します。
オンプレミス型かクラウド型か
オンプレミス型とクラウド型では、特徴と費用が異なります。従来は診療録の外部保存が許可されていなかったことや、セキュリティ対策の観点からオンプレミス型が主流でした。初期費用はかかりますがランニングコストを抑えられることが特徴です。
一方、在宅医療のニーズの高まりから、近年では院外操作が可能で医療情報連携ネットワークにも活用しやすいクラウド型の導入が進んでいる傾向にあります。また、月額利用料がかかるものの、初期費用を抑えられることから診療所など比較的小規模な医療機関で導入されています。
院内サーバと企業サーバを併用できるハイブリッド型電子カルテシステムもあるため、自院の診療内容や求める要件を考慮し提供形態を選びましょう。
レセコンなど他システムと連携可能か
レセコンと一体になった電子カルテや連携可能な製品なら、医師がカルテの入力をするだけで会計からレセプトまで情報が連携され、重複する内容の入力作業が不要になります。そのほか地域連携システムや検査システムとの連携が可能な製品もあります。スタッフの作業効率があがれば患者を待たせる時間も減らせるでしょう。
操作がしやすいか
電子カルテは患者の対応をしながらその場で入力するため、入力や選択がしやすいものがおすすめです。画面の反応速度やUIのわかりやすさ、タッチペン対応の可否なども確認してみてください。無料トライアルやデモ体験を利用できる製品も多くあるため、導入検討時には積極的に活用しましょう。
サポート体制は十分か
患者の重要なデータを扱うため、サーバ上でのトラブルなどが発生した際にどのようなサポートが受けられるかも重要です。訪問や電話、遠隔操作によるサポートの有無やサポート窓口の受付時間も確認しておきましょう。
また、自院に最適な電子カルテを見つけるためには、提供会社に相談するのもおすすめです。資料請求で製品の特徴や機能を比較してみてから、気になった製品は提供会社へ問い合わせて具体的な導入・運用方法を相談してみましょう。
電子カルテの選び方については以下の記事でも紹介しています。あわせて参考にしてください。
まとめ
近年は、導入しやすいクラウド型電子カルテが人気の傾向にあります。自院の診療科目や規模にあう製品を導入すれば、診療や医療事務業務の効率化につながるでしょう。
開業医はもちろん、電子カルテ新規導入や入れ替えの場合も、人気ランキングを参考に電子カルテの導入を検討してみてはいかがでしょうか。各社製品の資料請求も可能なので、自院への導入検討にぜひご活用ください。
シンプルに使用することができるので、煩わしい操作はあまり無いと思います。 併せて、予約システムも使えます。在宅機能もあります。 使っていませんが、問診機能もあります。
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