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EAIとBPMの違いとは?関連用語BPR・SOA・ESBについても解説!

2023年01月17日 最終更新

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EAIとBPMの違いとは?関連用語BPR・SOA・ESBについても解説!

EAIとBPMはどう違うのでしょうか。両者が示す意味には重複している部分があるため、違いを理解できず困っていませんか。また、似たような用語がほかにもあるため混乱している人も多いでしょう。

この記事ではEAIとBPMの違いから関連用語の意味まで解説します。自社に最適なツールを考える参考にしてください。

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目次

    EAIとBPMの違い

    EAIとBPMの違いを見ていきましょう。

    BPM:業務プロセスを継続的に改善すること

    BPMは「ビジネスプロセスマネジメント(Business Process Management)」の略です。ビジネスプロセスを継続的に改善していくことを指します。具体的には、作業工程や業務システム、業務のつながりなどを分析し、問題点と原因を突き止めて、業務の改善を図る活動のことです。

    また、上記のコンセプトを実現するためのITツールをBPMと呼ぶこともあります。複数の業務プロセスや業務システムを制御・統合し、業務フローを最適化します。

    ちなみに、BPMと似たものにBPRがあります。これは「Business Process Reengineering」の略で、ビジネスプロセスを抜本的に改善することです。基本的な考え方はBPMと同じですが、BPRは改善活動を継続的に行うことについては言及していないため、それが両者の最大の違いといえます。

    BPMを実行するうえでEAIが役立つ

    BPMとEAIは同じものだと勘違いされがちですが、実際にはEAIがBPMの実現に使われるという関係にあります。

    EAIは「Enterprise Application Integration」の略で、社内にあるさまざまなシステムを統合し、データを連携させることです。一方、BPMはビジネスプロセスを改善することですが、そのためにはシステムの統合やデータ連携が必要になります。そこで役に立つのがEAIです。

    EAIとSOA・ESBの違い

    EAIについて詳しく見ていくと、SOA・ESBという用語が出てくることがあります。これらはどちらもEAIの発展に伴って登場したものです。次はこの2つについて見ていきましょう。

    SOA:複数のサービスを組み合わせてシステム構築すること

    SOAは「Service Oriented Architecture」の略で、複数のサービスを組み合わせてシステムを構築することです。ここでのサービスとは、ユーザーから見たシステムの機能単位を指します。

    複数のサービスを組み合わせることで1つのシステムを作る考え自体は昔からありました。EAIはもちろんのこと、共通ライブラリや分散オブジェクトなどのIT用語も似たような概念を表しています。しかし、SOAはそれらの概念とはサービスの粒度が異なります。

    従来、機能単位の考え方ではコンピュータ側の視点が重視されていました。しかし、ユーザーはもっと大きな単位で機能を把握します。たとえば、「文字を書く」ではなく「請求書を作る」といった形です。

    SOAはそのようなユーザー視点で見た機能単位(サービス)を組み合わせてシステムを構築します。従来は実現困難でしたが、技術の発展により可能になりました。

    ESB:SOAを基盤としてアプリケーション統合すること

    ESBは「Enterprise Service Bus」の略で、SOAに基づくアプリケーション統合のことです。SOAが基本的な考え方、ESBがその考え方に基づいてシステムを構築する具体的手法という関係です。

    サービス同士を組み合わせるという点ではESBはEAIと共通していますが、両者は処理の形式が異なります。EAIは、ハブ&スポーク型の集中処理を採用しています。ハブ&スポーク型とは、複数のアプリケーションによる処理が、中心となるシステムを通じて連携する形式です。

    一方、ESBは分散処理方式であるバス型を採用しています。EAIは1か所に処理が集中するためボトルネックとなりがちなのが難点ですが、ESBではその問題を避けられます。このほか、ESBのほうが価格が安くスモールスタートに向いているなど、技術面以外でもいくつかの相違点があります。

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    EAIを導入するうえで知っておくべきポイント

    EAIと似たツールにETLもあります。これは抽出・変換・書き出しによってデータを集約する仕組みです。結果的に、システム間でのデータ連携が実現します。

    このように、EAIやESB、ETLなど似たような概念は多くあります。そして、それらの明瞭な境界線はなくなりつつあります。一口にEAIやESBといってもベンダーや製品によって機能はさまざまで、重複する部分があるからです。

    そのため、製品導入時にはEAIやESB、ETLそれぞれの本質的な概念を理解して、自社に最適なものを選ぶことが大切です。

    たとえば、データの集約を目的とするならETLが適しています。一方、データの集約自体は目的ではなく、システムの統合さえできれば良いのならEAIかESBを選びましょう。また、サービスを連携することを目的にするならEAI、サービスを組み合わせて新しいサービスを構築したいならESBが適しています。

    EAIが自社に最適かどうかを見極めて導入を進めましょう

    EAIとは社内にある複数のシステムを統合することです。業務プロセスを継続的に改善する活動であるBPMに役立ちます。

    EAIと似た概念に、SOAやESB、ETLがあります。機能的には重複した部分がありますが、本質的な考え方に違いがあります。自社がBPMを実施するうえでどれが最適なのか、よく見極めてから導入を決めましょう。

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