EAIとは
EAIとは、Enterprise Application Integration(企業のアプリケーションの統合)の略で、企業内にある業務システムのデータ連携基盤として活用できるシステムです。
従来は、システムごとにデータ連携機能を開発しなければならず、膨大な時間と手間がかかっていました。データ連携ツールであるEAIは、さまざまな業務システムの接続口となるため開発の手間が省け、スムーズに連携できるメリットがあります。
EAIツールの機能
EAIツールの主な機能は、以下のとおりです。
- ■アダプタ機能
- 各種業務システムと接続するための部品。標準アダプタを使用することで個別開発の手間を省略。
- ■フォーマット変換機能
- システムごとに異なるデータ形式を自動で変換し、スムーズな連携を実現する。
- ■ルーティング(フロープロセッサ)機能
- 条件に応じてデータの送信先や処理内容を振り分ける。
- ■プロセス制御(ワークフロー)機能
- 業務の処理手順を定義して自動実行でき、業務の自動化と省力化に貢献する。
EAIツールの機能についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
EAIツールをお探しの方へ
ITトレンドでは、人気のEAIツールを多数掲載しています。この記事では、以下のタイプ別に分類して製品を紹介するので、導入検討の参考にしてください。
▼製品を一覧でチェックしたい方はこちら!
【比較表】おすすめのEAIツール一覧
EAIとETL・EDIの違い
EAIと似ているシステムにETLとEDIがあります。ここでは、それぞれのシステムの違いについて詳しく解説します。
EAI | ETL | EDI | |
---|---|---|---|
概要 | 社内の異なるシステム同士をリアルタイムで連携する仕組み | データを抽出・加工し、DWHなどに集約する仕組み | 企業間で帳票データを自動交換する仕組み |
主な用途 | システム統合・業務プロセスの自動化 | 分析用データの整備と集計 | 発注・請求などのデータやり取り |
対象 | 社内の業務システム | データベース・DWH | 取引先・行政機関 |
処理方式 | リアルタイム連携が中心 | バッチ処理が中心 | 専用回線やプロトコルによる定期送信 |
EAIとETLの違い
ETLとはExtract(抽出)/Transform(変換)/Load(書き出し)の略です。異なるシステムに格納されたデータを抽出し、分析しやすい形に変換・加工してデータウェアハウス(DWH)に集約するシステムを指します。
データを一か所にまとめて二次利用したい場合はETLツールが適しています。一方、EAIツールはシステム間のデータ連携をスムーズに行いたい場合に適しています。両ツールの違いをより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
EAIとEDIの違い
EDIとはElectronic Data Interchange(電子データ交換)の略で、企業や行政機関の間でやり取りされる帳票データを自動で交換する仕組みのことです。専用回線やインターネットを介してやり取りを自動化することで、帳票の送受信効率化やコスト削減に役立ちます。EAIは企業内のシステムデータを連携・一元管理するシステムのため、EDIとは活用範囲や目的が異なります。自社内のデータ管理を効率化したい場合はEAI、社外とのデータのやり取りを効率化したい場合はEDIが適しているでしょう。
以下の記事では、EDIツールについてより詳しく解説しています。EDIツールについての理解を深めたい方はあわせて参考にしてください。
EAIツール活用のメリット・デメリット
EAIツールを導入する前に、メリット・デメリットも確認しておきましょう。
EAI活用のメリット
まずはメリットから解説します。
- ●複雑だったデータ連携作業が簡略化する
- ●データ連携作業のミスがなくなる
- ●開発にかかっていたコストを削減できる
EAIツールはプログラミングの知識がなくてもデータ連携を実現できるため、連携作業にかかっていた時間を大幅に削減し、業務を効率化します。また、直感的な操作で使用できる製品が多いため、誰でも簡単にデータ連携作業が可能です。開発のために必要だった技術者やその教育も不要になり、コスト削減にもつながるでしょう。
EAI活用のデメリット
続いて、EAIツールを活用するデメリットについて解説します。
- ●EAIツール導入にコストがかかる
- ●バッチ指向の処理が得意ではない
価格に差はあれどシステムの導入時にはコストが発生しますが、EAIツールも例外ではありません。しかし、最近では比較的安価なクラウド型のEAIツールも提供されているので、コストを抑えた導入も可能になるでしょう。初期費用・運用費など、自社の予算にあった製品を選定することも重要です。
また、EAIツールは一回のデータ処理量に限りがあります。大量データの処理をしたい場合は、製品がどの程度のデータ量を一度に処理できるか、資料請求やベンダーへの問い合わせで確認しておくとよいでしょう。
EAIツールのメリット・デメリットをより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
EAIツールの2つのタイプ
EAIツールの種類は、「ノンプログラミング連携タイプ」と「ファイル連携タイプ」に大別できます。それぞれのタイプについて詳しく解説します。
ノンプログラミング連携タイプ
ノーコードでデータ連携ができるタイプのEAIツールです。プログラミングの知識がなくても各システムの連携が容易で、データの連携・統合、業務の自動化や効率化を図れます。
ドラッグ&ドロップの直感的な操作でデータ連携が可能な製品も多くあるため、業務での活用がスムーズに行えるでしょう。社内の業務システムをデータ連携したい場合におすすめのタイプです。
▶ノンプログラミング連携タイプのEAIツール紹介へジャンプ!
ファイル連携タイプ
システム間のデータ連携をファイル経由で実行するタイプのEAIツールです。異なるOSや使用言語でも、安全にファイルの転送や処理を行えます。他企業や日本・海外の複数拠点で、データファイルの連携が必要な場合におすすめのタイプです。
製品によってはクラウドとオンプレミス間にくわえ、さまざまな環境のシステム間でセキュリティを確保したファイル転送を実施できるものもあるため、自社のシステムにあわせた導入がしやすいでしょう。
EAIツールの比較ポイント・選び方
EAIツールは製品によって価格や特徴などが異なります。自社に最適な製品を選ぶために、EAIツールの選び方を確認しておきましょう。ここでは、EAIツールの選定ポイントについて詳しく解説します。
対応アダプタの種類や連携方法は豊富か
EAIツールは「アダプタ」という接続口で各システム・アプリケーションをつなぎ、そこから各システムのデータを連携させます。アダプタの種類や接続方式が豊富であれば、連携可能な対象が広がり、将来的な拡張や変更にも柔軟に対応できます。
例えば、基幹業務システムを利用する製造業や流通業では、ERPやデータベース接続に対応したアダプタが必要です。また、クラウド型の営業支援や人事・経理システムを導入している企業には、API連携が可能なクラウドアダプタが適しているでしょう。さらに、拠点間や他社とのデータ連携が多い企業では、ファイル転送やメール、メッセージング連携に対応したアダプタが有効です。
処理速度・データ容量・障害対応の性能は十分か
EAIツールは一度に処理できるデータ量に限りがあるため、自社のデータ量やトランザクションに応じた処理能力があるかを確認しましょう。また、データを高速伝送できる処理能力があれば、リアルタイムでのデータ連携が可能です。
例えば、拠点数が多く、日々大量の受発注データを扱う流通業や製造業では、並列処理やスレッド制御に対応した高性能な処理基盤が求められるでしょう。さらに、データ連携状況の常時監視が可能なEAIツールだと安心です。障害の原因となりやすいポイント(通信エラー、仕様変更、データ不整合など)を自動検知・回避できる仕組みを備えたEAIツールもあります。
操作性や視認性はよいか
EAIツールの多くは、専門知識がなくても扱えるように直感的な操作性を重視して設計されていますが、実際の使いやすさは製品ごとに異なります。導入前には、無料トライアルやデモ画面を活用し、操作画面がかりやすく、業務担当者でも直感的に利用できるかを確認することが大切です。
画面構成やアイコンの見やすさ、処理フローのドラッグ&ドロップ対応、連携状況を可視化するダッシュボードの有無などは操作性を判断する重要なポイントです。また、業務部門が運用を担う場合もあるため、マニュアルやサポート体制の充実度もあわせて確認するとよいでしょう。
【比較表】おすすめのEAIツール一覧
ITトレンドおすすめのEAIツールを比較表にまとめました。また、この記事で紹介している主要な製品を細かく調査して見えてきた、EAIツールの特徴や傾向を以下にまとめています。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。
- ●ほぼすべての製品がクラウド型での提供に対応。オンプレミス型での提供に対応できる製品は約半数。
- ●ほぼすべての製品がノーコードで活用できる。
- ●無料トライアルが利用できる製品は約3割。
- ●ほぼすべての製品がリアルタイムでのデータ処理・連携が可能。
- ●並列処理やスレッド制御に対応しているのは全体の3割程度にとどまる。
以下のボタンから、ITトレンド編集部がおすすめするEAIツールの各社製品資料の一括請求が可能です。さっそく製品の比較を行いたい方は、ぜひご利用ください。
▶ノンプログラミング連携のおすすめEAIツール
社内でのシステム連携で活躍するノンプログラミング連携タイプについて、比較表よりさらに詳しく解説します。気になる製品は緑色の「+資料請求リストに追加」でカートに入れておけば、後でまとめて資料請求ができます。資料でさらに詳細に比較して最適なEAIツールを見つけてください。
製品名 | 全体満足度 | 使いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|
Magic xpi Integration Platform | 4.7(3件) | 5.0 | お問い合わせください |
Reckoner | 5.0(1件) | 5.0 | お問い合わせください |
ConnctPlusGT | ー | ー | お問い合わせください |
IIJクラウドデータプラットフォームサービス | ー | ー | 初期費用無料、月額120,000円〜 |
Magic xpi Cloud Gateway | ー | ー | 初期費用350,000円、月額150,000円~/5スレッド~ |
ASTERIA Warp | 4.3(33件) | 4.2 | 月額30,000円~ |
mitoco X Powered by DataSpider Cloud | 3.5(8件) | 3.3 | 初期費用600,000円、月額120,000円~ |
Qanat2.0 | ー | ー | お問い合わせください |
※レビュー評価は2025年3月14日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
Magic xpi Integration Platform
- ノン・コーディングでシステム連携が可能
- 66種・500機能以上の豊富なアダプター群によるリアルタイム連携
- インメモリー・データグリッド技術で拡張性と冗長性を実現
ITトレンド年間ランキング2024「EAIツール」1位
「Magic xpi Integration Platform」は、マジックソフトウェア・ジャパン株式会社が提供するノンプログラミングタイプのEAIツールです。66種・500機能以上のアダプタを搭載しています。アダプタを貼る、プロパティを選ぶ、マッピングで線を引くという単純作業でデータ連携フローを構築できるため、初心者でも活用しやすいでしょう。
また、トランザクション・メッセージの監視機能、モニタリング機能により、リアルタイムで安全なデータ連携が可能です。単一障害ポイントも排除するので、スムーズな運用が実現します。
参考価格 | ─ | 参考価格補足 | テスト用ライセンス無償。 買取りおよび、サブスクリプションライセンスで提供。 |
無料トライアル | ◯ | 提供形態 | オンプレミス / パッケージソフト |
アダプタの種類や連携方法 | 66種・500機能以上の豊富なアダプタ |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Magic xpi Integration Platformを利用したユーザーの口コミ
海外製のソフトにはありがちですが、日本語での情報が限定的です。日本語のヘルプ機能などが充実するとより使いやすくなりますし、便利になります。
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Reckoner
- クラウド型ETLサービスの決定版‼100種以上のデータ連携先と接続
- データ連携作業の工数を大幅削減!プログラム作業不要で実現!
- 直感的なインターフェースで簡単操作!ドラッグ&ドロップで連携
「Reckoner」は、株式会社スリーシェイクが提供するETLツールです。ドラッグ&ドロップしてワークフローを作成するだけで、データ連携・分析ができます。EAI機能も有しており、広告・SFA/MA・CRMなどのサービスと直感的に連携可能。データの流れが一目でわかるUIによって、誰でも的確に状況が把握できます。
インフラ環境は、SRE(サイト信頼性エンジニアリング)のプロフェッショナルである同社が運用しているため、堅牢なセキュリティを保持しています。
参考価格 | ー | 参考価格補足 | ─ |
無料トライアル | ◯(14日間) | 提供形態 | クラウド / SaaS |
アダプタの種類や連携方法 | 各システムへのインターフェースを提供 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Reckonerを利用したユーザーの口コミ
UIが洗練されていて非常に使いやすい印象です。接続先も多く、必要な機能も十分に足りています。ツール自体の稼働も安定で、信頼できるツールです。
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今のところは特に困っているわけではありませんが、今後より多くのSaaSと接続できるようになるとさらに良いと思います。
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ConnctPlusGT
- SAP標準のインターフェース接続によりアドオンの開発不要
- SAPと外部システムを豊富な連携アダプタでリアルタイムに連携
- GUI操作によりノンプログラミングでジョブフローが実装可能
クレスコ・イー・ソリューション株式会社が提供する「ConnctPlusGT」は、「SAP ERP」「SAP S/4HANA」専用のデータ連携管理ツールです。ノンプログラミングで簡単にシステム間のデータフローを構築し、転送ジョブなどの記述にも対応します。SAP標準のインターフェース接続によりアドオンの開発が不要で、豊富な連携アダプタでリアルタイムかつ双方向に連携可能です。
帳票出力・納品書の日本語化や帳票・EIAJ納品書出力、出荷実績収集などに活用できます。
参考価格 | ー | 参考価格補足 | ー |
無料トライアル | ー | 提供形態 | オンプレミス |
アダプタの種類や連携方法 | SAP標準のインターフェース接続、豊富な連携アダプタでリアルタイム・双方向に連携 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
IIJクラウドデータプラットフォームサービス
- ASTERIA Warpをコアエンジンとしたクラウド型サービス
- GUIでの開発&約90種類の豊富なアダプターでデータ連携先が豊富
- 個人情報などの機微データも安全に取り扱えるセキュリティ
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」は、ASTERIA Warpをコアエンジンとしたクラウド型データ連携プラットフォームです。GUIを用いて簡単に開発でき、kintoneやSalesforceなど約90種類の豊富なアダプタでデータを連携します。
IIJ独自のデータマスキング機能により、連携先に応じて機微データを安全に処理するため、データの参照整合性を保ちつつセキュアにデータを取り扱えるでしょう。
参考価格 | 初期費用無料 月額120,000円〜 | 参考価格補足 | エントリープラン |
無料トライアル | ー | 提供形態 | クラウド / SaaS |
アダプタの種類や連携方法 | ASTERIA Warpをコアエンジンとしたクラウド型データ連携プラットフォーム |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Magic xpi Cloud Gateway
- Magic xpi 標準のアダプタ・コネクタすべて利用可能
- 各クラウド専用アダプタ提供!各種サービスとAPIで連携可能
- 連携フロー数やトリガー数、さらに接続先数が無制限!
「Magic xpi Cloud Gateway」は、マジックソフトウェア・ジャパン株式会社が提供するクラウドサービスです。月額150,000円からの定額料金で、データ連携と処理の自動化が可能。クラウド上にある同社のMagic xpi実行サーバを利用し、複数のクラウドサービス間でのデータ連携・統合や処理フローの自動化を行えます。
Magic xpiのアダプタ・コネクタが利用でき、SalesforceやAWSなど、クラウドサービス専用アダプタもあります。連携フローやトリガー数、接続先数が無制限な点も特徴です。
参考価格 | 初期費用350,000円 月額150,000円~/5スレッド~ | 参考価格補足 | 同時に並行処理できるスレッド数による料金プラン |
無料トライアル | ◯ | 提供形態 | クラウド |
アダプタの種類や連携方法 | 各クラウド専用アダプタを提供。標準アダプタ:DBMS各種・REST・OData・Excel/Word・IBM i・MQTT・Salesforce・AWSなど |
ASTERIA Warp
- 国内1万社以上の導入実績と18年連続国内シェアNo.1連携ツール
- ノーコード簡単連携で高速開発を実現
- 豊富な接続先で拡張性も抜群!クラウドとの連携機能も充実!
アステリア株式会社が提供する「ASTERIA Warp」は、国内1万社以上で導入され、幅広い業種で活躍しているEAIツールです。データベースやグループウェア・クラウドサービス・会計ソフトなど接続先が豊富で、拡張性にも優れているのが魅力です。
アイコンをドラッグ&ドロップし、プロパティの設定を繰り返すだけの簡単操作で連携フローの作成もできます。視認性にも優れているので、はじめての導入でもわかりやすく安心です。
参考価格 | 月額30,000円~ | 参考価格補足 | ASTERIA Warpサブスクリプションの費用。オンプレ版の詳細については別途お問い合わせ。 |
無料トライアル | ◯(クラウド版5日間、オンプレ版30日間) | 提供形態 | オンプレミス / SaaS |
アダプタの種類や連携方法 | データベースやグループウェア、クラウドサービス、会計ソフトなど、接続先が豊富 |
ASTERIA Warpを利用したユーザーの口コミ
これまでは、コーディングが必要な言語などを利用しておりました。ASTERIA Warpを利用することによりコーディングを考えなくてよく、限られたメンバー(言語習熟度問わず)でも設計段階からデザイナーを利用することにより、開発期間を短縮することができました。
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コンポーネントの説明がいまいちなところ。使ってみて初めて使えないとわかるものが多く、大手企業では独自コンポーネントを作成して配布して使っている。
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mitoco X Powered by DataSpider Cloud
- SOAP API、REST APIのほかさまざまなAPIに対応
- クエリ言語SOQLで頻繁に使われるパターンを網羅
- ユーティリティ系の機能も多数
株式会社テラスカイが提供する「mitoco X Powered by DataSpider Cloud」は、ノンプログラミングで自由にデータ連携処理のフローを作成できるクラウド型連携サービスです。Salesforceと10年以上、数千件にも及ぶ連携ノウハウで、機能性に優れたアダプタを提供 しています。企業内データベース、ファイルやシステム、クラウドサービスなど多種多様な連携で、業務効率化やデータ有効活用に貢献します。
日本製のサービスのため、ひらがなやカタカナ、漢字など文字の処理や、西暦・和暦など精度の高い変換に対応可能です。Thunderbusサービスの利用で、セキュリティ対策を徹底しながら、社内オンプレミスシステムとネットワーク接続もできます。
参考価格 | 初期費用600,000円 月額120,000円~ | 参考価格補足 | プランにより異なる |
無料トライアル | ─ | 提供形態 | クラウド / SaaS / ASP |
アダプタの種類や連携方法 | Salesforceアダプタ・ノンプログラミングによる連携フロー作成 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Qanat2.0
- 直感的なドラッグ&ドロップ操作で設計可能!
- トリガーによるスケジューリングで業務の自動化を実現!
- オプションで帳票のダイレクト作成も可能!
「Qanat2.0」は、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社が提供するノンプログラミングでデータ連携ができるシステムです。業務システムやクラウドサービスのデータを、文字や数値・日付処理を実施して加工・変換をすることで、他システムとのデータ連携を可能に します。専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップで設計ができます。
連携のタイミングは、指定した日時に設定するスケジュール実行や、指定ファイルを更新した際に実施するファイル検知実行などが可能です。連携タイミングのスケジューリングで、データ変換や連携の自動化も実現します。
参考価格 | ー | 参考価格補足 | ─ |
無料トライアル | ◯ | 提供形態 | オンプレミス / クラウド / SaaS |
アダプタの種類や連携方法 | PDF作成アダプタ・出力と入力をドラッグ&ドロップで実行 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
DataSpider Servista
株式会社アシストが提供する「DataSpider Servista」は、専門知識不要でシステム間のデータ連携を実現するEAIツールです。豊富なアダプタと直感的な操作で、開発工数を削減しながら大容量データも高速処理できます。
▶ファイル連携のおすすめEAIツール
次は、社内外問わず企業間での連携を可能とするファイル連携タイプの製品について詳しく紹介します。
製品名 | 全体満足度 | 使いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|
EDIAI Server | ー | ー | お問い合わせください |
※レビュー評価は2025年3月14日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
EDIAI Server
- 多くの業種・業態での導入実績あり
- 「EDIAI Server導入支援サービス」で円滑に導入
- 小規模利用向けの「EDIAI Server/Lite」も
日本電気株式会社が提供する「EDIAI Server」は、多くの業種・業態で導入実績をもつEAIツールです。中継の設備に情報をいったん蓄積してから接続点へ送る蓄積交換方式を採用しており、ファイル転送時のエラーやアプリケーション異常時のデータ消失を防止します。自動リトライや振り分け機能も搭載しています。
導入前にはベンダースタッフの訪問によるヒアリングや機能説明が受けられるため、製品について十分に理解をしてから検討できるでしょう。さらに、EDIAI Server導入支援サービスを利用すれば、セットアップまわりの導入作業もサポートが受けられるので安心です。
参考価格 | ─ | 参考価格補足 | ー |
無料トライアル | ─ | 提供形態 | オンプレミス |
アダプタの種類や連携方法 | Hub&Spoke型で連携 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
HULFT8 (ハルフトエイト)
「HULFT8 (ハルフトエイト)」は、株式会社セゾンテクノロジーが提供するファイル転送特化型のEAIツールです。異なるOS間・クラウドとオンプレミス間のファイル連携を、安全かつ安定して行えるのが特徴です。HULFT8では、通信経路の暗号化や送受信時のデータ自動圧縮・再送制御に対応しており、高セキュリティかつ高信頼のファイル転送を実現します。
カテゴリ数・製品数業界最大級のITトレンドでは、さまざまなEAIツールを取り扱っています。「ひとまず最新の人気製品から検討してみたい」という方は、最新のランキングも参考にしてください。
EAIツールの導入事例
株式会社トリドールホールディングスでは、2019年の下期からDX化への取り組みをはじめました。社内のレガシーシステムをクラウド上に移行し、その後SaaSに移行したため、SaaS間のデータ連携プラットフォームが必要となります。そこで、クラウド上で実際に動いているサービスで、かつ日本の東京リージョンであることをポイントに「Magic xpi Cloud Gateway」を導入しました。
「Magic xpi Cloud Gateway」は標準で使用できるアダプタ・コネクタが豊富に揃っており、10以上のSaaS間データ連携を可能にしました。これにより、人事異動に伴うユーザーマスターの変更作業を一週間から1~2日に短縮、会計処理のリードタイムを6営業日から3営業日に短縮などの導入効果を得ています。
参考:導入事例:EAI Magic xpi Cloud Gateway(株式会社トリドールホールディングス)|ITトレンド
まとめ
データ連携ツールにはEAI・ETLがあり、システム間のデータをつなぐことに特化しているのはEAIツールです。デジタル化の流れで複数のシステムを利用した場合、それぞれのシステム同士のデータを連携させることで業務全体が円滑化します。
EAIツールのメリットを最大限に活かすには、自社に最適な製品を導入することが重要です。各社製品の特徴や機能を十分に比較して選定するとよいでしょう。下のボタンから製品資料を一括請求できるので、EAIツール導入検討にぜひお役立てください。
70種以上の多種多様なアダプターが用意されているので、 様々なアプリケーションやファイルを連携できるのは、xpi導入後のシステム改修や規模拡大などにもとても役に立つ。 また開発スタジオの操作性も改善されており、使い勝手がよくなった。
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