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eラーニングと通信教育の違いは?歴史やメリットを解説!

eラーニングと通信教育の違いは?歴史やメリットを解説!

ICTを駆使して学習するeラーニングの導入が進んでいます。端末にはパソコンやスマートデバイスを活用。コンテンツはクラウドや企業サーバに納められ、インターネットを介してアクセスします。いつでもどこでも学習できることから個人の学習に適していますが、教育機関での集合教育にも利用できます。

このeラーニング、どのように誕生し発展してきたのでしょうか。ここではeラーニングの歴史と通信教育との違い、eラーニングと通信教育のメリット・デメリットを解説します。

目次

    eラーニングと通信教育の違い

    通信教育からeラーニングへ進化

    eラーニングと通信教育の違いは「紙教材かオンラインか」だけであり、実はそこまで大きな違いはありません。

    これまでは紙教材を郵送して行っていた通信教育が、インターネットの普及に伴いコンテンツをオンライン化しました。これによって郵送による時間のロスがなくなり、さらに映像講義などのわかりやすい教育の提供ができるようになるなど、インターネットの便利さを盛り込んだ内容に進化したものがeラーニングです。

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    歴史1.eラーニングの誕生「紙からCD-ROMへ」

    コンピュータの歴史は電子化の歴史です。さまざまなものを電子化することで、コンピュータは発達してきました。「タイプライターを電子化したワープロ」「集計シートを電子化した表計算ソフト」などがあります。

    通信教育の電子化

    では、eラーニングは何を電子化したのでしょうか。

    それは「通信教育」です。郵便を使った通信教育は古くからあります。学校が授業の代わりに通信教育をやっていましたし、企業も社員教育に教材を配布して通信教育を行っていました。eラーニングは、既存の教材を電子化し、CDのようなマルチメディア媒体を使ってより効率的な学習を実現しました。

    CD-ROM搭載PCの普及とともに拡散

    1995年世界一斉にWindows 95が発売され、CD-ROMドライブ搭載のパソコンが大々的に発売されました。それまでもCD-ROMドライブを持つパソコンはありましたが、ごく一部に過ぎません。

    しかし、Windows 95パソコンでは標準装備となり、ここにおいて、eラーニングのインフラが整いました。パソコンとCD-ROMで勉強できるようになったのです。このころから、eラーニングの普及率はどんどん上がっていきます。

    それまで紙だった教材がCD-ROMに切り替わり、一気にマルチメディア化されました。先生の声も英語の発音も、耳で聞きとることができます。 そのテキストも画面上に表示されます。ここにおいてeラーニングの歴史が始まったといえます。紙を使っただけの通信教育よりも、飛躍的に効果的な学習が可能となりました。

    歴史2.インターネットによるコンテンツ配信

    パソコンが急速に市場を拡大し、1990年代後半には1人1台のパソコンが配布されるようになりました。家庭においてもパソコンの普及は目覚ましく、eラーニングの環境も次第に整っていきます。

    次に歴史の転換点となったのは、インターネットのブロードバンド化です。2000年代になってADSLやCATV、さらにはFTTHなどが登場し、従来のダイヤルアップ接続していた時代と比較して、一気に数十倍もの広帯域で通信できるようになりました。これも大きな事件でした。

    それまでCD-ROMやDVDに頼っていたコンテンツを、ブロードバンド回線によりオンラインで利用したり、一括ダウンロードして学習することができるようになったのです。オンラインにすることで、双方向のやり取りが可能となります。採点もオンラインで可能となり、その場で点数がわかります。

    歴史3.スマートデバイスでeラーニング

    eラーニングにおける次の進化のステップは、スマートフォンやタブレットPCなど、スマートデバイスの登場にあります。それまでは、学習する場所の制約がありました。パソコンの前でなければ学習できず、自宅やパソコン教室に限られていました。

    スマートデバイスでよりきれいに・より便利に

    これ以前にPDA(Personal Digital Assistant)に挑戦し導入に成功した企業もありましたが、あまり普及しませんでした。端末を新たに買い与えるのが企業の負担となり、その運用もひどく手間となるからです。また、携帯電話もありましたが、画面が貧弱で、送れる情報が限られています。

    しかし、スマートデバイスが一般化したことで、そこそこのディスプレイで、どこにいてもコンテンツにアクセスできるようになります。既存のコンテンツを自動でスマートフォンの画面用に書き換えるサービスもあり、コンテンツ作りのハードルも下がっています。

    MDMが企業がにおける普及を促進

    MDM(Mobile Device Management)が登場し、大量のスマートフォンやタブレットPCをリモートで一元管理するサービスもあり、eラーニングに限らず企業が積極的にスマートデバイスを活用しやすい環境が整ってきています。

    通信教育のメリット

    通信教育のメリットは以下の3つがあります。

    通信教育のメリット
    • ・紙媒体で学習できるので形に残る
    • ・記述式の課題で理解力アップが期待できる
    • ・学習環境の整備が簡単

    ひとつずつ説明していきます。

    紙媒体で学習できるので形に残る

    一般的な通信教育では、紙媒体のテキストを使用して学習を進めていきます。教材に直接書き込みをしたりマーカーを引くなど、自身が学習したことが形に残るため見直しなどがしやすいのもメリットです。

    学習した内容が形に残ることで達成感を感じやすいという特徴もあります。

    記述式の課題で理解度アップが期待できる

    通信教育の中には、記述式のテストや課題に添削をすることで学習の理解度を高めるカリキュラムもあります。そのような学習では、学んだ知識を自分の言葉で整理でき、状況に応じた対応を考える力を身に着けられます。

    eラーニングでも記述式の課題を出すことは可能ですが、回答の添削をしてくれるシステムはあまりありません。そのため、通信教育の方が記述式で理解度のアップが期待できるメリットがあります。

    学習環境の整備が簡単

    通信教育は紙媒体のテキストを使用して学習を進めていくので、学習環境の整備が簡単な点もメリットです。eラーニングは学習するためのデバイスを準備したり、インターネットが繋がる場所でなければ学習できないこともありますが、紙媒体で学習するのであればデバイスやインターネット環境は関係ありません。

    そのため、通信教育はどこでも学習ができると言えるでしょう。

    通信教育のデメリット

    通信教育のデメリットは以下の2つがあります。

    通信教育のデメリット
    • ・モチベーションを維持することが難しい
    • ・学習進捗、効果の把握が難しい

    ひとつずつ説明していきます。

    モチベーションを維持することが難しい

    郵送での添削などのコミュニケーションがメインの通信教育の場合、受講者の進捗状況の確認や受講者とのコミュニケーションをこまめに取ることが難しくなります。そのため、受講者が仕事や他の事に忙しくなったりすると、学習が止まってしまう可能性があります。

    本人や上司、通信教育の提供者側が学習の進捗を確認できるシステムや、同じ学習をする仲間との交流などモチベーションを維持できる環境を整える工夫が必要です。

    学習進捗、効果の把握が難しい

    通信教育では受講者の学習進捗をリアルタイムで把握することが難しいため、学習が計画通り進められているかや学習の効果を逐一把握できません。人材育成として通信教育を導入するのであれば、実施実績を目標や人事評価の制度と関連付けることで、定期的に状況をチェックできるような仕組みが必要です。

    eラーニングのメリット

    eラーニングのメリットには以下の3つがあります。

    eラーニングのメリット
    • ・受講者の管理が簡単にできる
    • ・研修の手間・コストが減る
    • ・社員のスキルと教育の質を統一できる

    ひとつずつ説明していきます。

    受講者の管理が簡単にできる

    eラーニングでは学習管理システム(LMS)という機能が搭載されており、受講者全員の学習進捗を管理することができます。インターネットを利用しているためリアルタイムで進捗が把握でき、個別のフォローアップが可能です。

    受講者がどこまで理解できているのか、またどこでつまづいているのかも把握できるのが良い点です。

    研修の手間・コストが減る

    eラーニングを導入することで、集合研修のように会場の準備や教材の準備、その後のフォローアップにかかる手間やコストを削減することができます。

    一度eラーニングを導入してしまえばインターネット上で学習を進めることができ、受講者の進捗管理も一括で行うことも可能になります。特に規模が大きく従業員数の多い企業ではその効果を得やすいシステムです。

    社員のスキルと教育の質を統一できる

    eラーニングは教材を登録してインターネット上で学習をするシステムのため、全員に同じ内容の教育を届けることが可能です。また、集合研修では講師によって講義の質や内容が変わるといったことがありますが、eラーニングであれば同じ質・内容の教育を届けることができます。

    そのため、eラーニングで研修を行うと社員のスキルと教育の質が統一できるメリットがあります。

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    eラーニングのデメリット

    通信教育のデメリットは以下の2つがあります。

    eラーニングのデメリット
    • ・受講環境を整える必要がある
    • ・システムを使いこなせないと運用が難しい

    ひとつずつ説明していきます。

    受講環境を整える必要がある

    紙媒体を使用する通信教育であれば、教材があればどこでも学習を開始することができます。しかし、eラーニングの場合はインターネット環境、受講デバイスなど環境を整えなければ学習が開始できないというデメリットがあります。

    システムを使いこなせないと運用が難しい

    eラーニングにはさまざまな機能が搭載され、受講者の学習支援や運用側の進捗把握・フォローアップなどを助けてくれますが、その機能を正しく使いこなせないと効果が得られなくなることもあります。

    そのため、運用側がeラーニングシステムの使い方をよく理解し、受講者へのフォローアップを行うことが重要です。eラーニング運用の効果を上げる方法についてはこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

    関連記事 eラーニングの運用で効果を上げる方法は?事例も紹介!

    市場は成熟、多くの企業が導入

    日本能率協会マネジメントセンターが実施した2015年の調査では、80%の企業がeラーニングを導入。とりわけ3,000人以上の企業では、導入率95.8%という高い数字が出ています。市場ではeラーニングの魅力が認められ、個性的な多くの製品が提供されています。資料を請求し、導入あるいは刷新を検討しませんか。

    以下の記事では、eラーニングシステムの詳しい製品比較をしています、実際の製品を見てみたいという方はぜひご覧ください。

    関連記事 【年間ランキング】eラーニングシステム19選を種類別に比較!選び方や機能も紹介
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