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【2025年版】シンクライアント製品比較!VDIなど実行方式の種類も解説

【2025年版】シンクライアント製品比較!VDIなど実行方式の種類も解説

シンクライアントとは、アプリケーションの実行やデータ保存・管理などをサーバー側で行い、ユーザーが使うクライアント端末は必要最小限の利用にとどめる仕組みのことです。各端末の保守管理コストを削減し、端末にデータが残らないのでセキュリティ対策にもなります。この記事ではシンクライアントの基本知識や人気製品を紹介します。記事内から関連製品の一括資料請求もご利用ください。

この記事は2025年1月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次
    シンクライアント紹介ページ遷移画像

    シンクライアントとは

    シンクライアント(thin client)とは、クライアント端末にOSやデータをほとんど保持せず、処理をすべてサーバ側で行う方式です。情報漏えいリスクを抑え、中央集約による管理効率化や運用コスト削減が可能です。端末側は専用のシンクライアント端末のほか、OSがフリーの軽量端末を活用することも増えており、柔軟な導入形態に対応します。近年ではVDIやDaaSとの組み合わせにより、テレワーク環境や高セキュリティ運用において注目されています。

    シンクライアントの実行方式

    シンクライアントの実行方式は大きく分けて「ネットワークブート型」と「画面転送型」の2種類に分かれます。

    ネットワークブート型

    ネットワークブート型はサーバ上にあるOSやアプリケーションを、ネットワークを介してクライアント端末で起動する方法です。この方式ではネットワークが重要になるため、安定したネットワークと、サーバのリソースが必要になります。

    画面転送型

    サーバ上で実行している内容の画面を、クライアント端末に転送する方式です。クライアント端末では転送されている画面が表示されているだけになります。なお、シンクライアントで使われやすい「画面転送型」には3種類の方式があります。

    ブレードPC型

    ブレードPCと呼ばれる超小型のPCを、シンクライアント化する端末分用意し、クライアント端末とブレードPCを接続して利用します。つまり、クライアント端末を使って小型のPCを遠隔操作する仕組みになります。

    サーバベース型

    アプリケーションをサーバで実行し、そのアプリケーションにユーザーが同時に共有する方法です。アプリケーションとクライアント端末を接続し、操作と表示のみを行います。

    デスクトップ仮想化(VDI)型

    サーバ上に仮想のデスクトップ環境を生成して、それをクライアント端末から利用する方法です。ブレードPC型は物理的なPCを用意しますが、デスクトップ仮想化型は仮想マシンを用意して実行します。

    関連記事 VDI(デスクトップ仮想化)サービス10選を比較!クラウド型の製品も紹介

    シンクライアント導入のメリット・デメリット

    ここからはシンクライアント導入のメリットとデメリットを説明します。

    シンクライアントのメリット

    シンクライアントの導入により、IT管理工数の削減や情報漏えいリスクの低減といった効果が得られます。具体的なメリットを見ていきましょう。

    管理者の負担軽減

    シンクライアントを活用すると、端末には最低限の機能しか持たせていないため、メンテナンスや管理業務が少なくなります。データやアプリケーションはサーバで一元管理し、端末には残らないため、管理者の負担を軽減できます。

    各端末からの情報漏えい防止

    シンクライアント端末は、ネットワークを介しサーバと直接アクセスして業務を行います。業務で使用したデータや履歴は端末に一切残らないため、社外で端末を使用し、紛失しても情報漏えいのリスクを低減させられます。また、重要な情報やデータにはアクセス制限の設定が可能です。

    シンクライアントのデメリット

    シンクライアントはセキュリティや管理効率の面で多くの利点がありますが、一方で利用環境や運用設計によっては制約も生じます。導入前に把握すべき主なデメリットについて解説します。

    リソースが制限される

    複数の端末を一台のサーバで同時共有するため、サーバ自体の負担が大きくなり、サーバの残りのリソースは使えなくなります。また、同時共有する端末の台数が増えれば増えるほど、多大なリソースが必要になります。

    ネットワーク接続がないと使えない

    シンクライアント端末の最も大きなデメリットは、ネットワーク接続への依存です。シンクライアント端末はネットワークを通じて、サーバにアクセスし、アプリケーションを利用します。端末自体にデータは残らないため、ネットワーク環境がなければ何もできません。

    【比較表】おすすめのシンクライアント製品

    ITトレンド編集部がおすすめする、シンクライアント製品を紹介します。すべて無料で資料請求できるので、比較のうえ自社に合うものを検討してみましょう。

    製品名専用機PCベースデスクトップ仮想化参考価格レビュー評価
    Amazon WorkSpaces導入支援サービス
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    Flex Work Place
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★

    ※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

    気になる製品は、以下のボタンから一括資料請求(無料)が可能です。

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    おすすめのシンクライアント製品を比較

    ここからは各製品の詳細情報を紹介します。

    製品名全体満足度使いやすさ価格
    Amazon WorkSpaces導入支援サービス4.2(6件)3.8お問い合わせください
    Flex Work Place3.6(7件)3.7お問い合わせください

    ※レビュー評価は2025年3月14日時点における実数を表示しています。

    Amazon WorkSpaces導入支援サービス

    株式会社TOKAIコミュニケーションズ
    製品・サービスのPOINT
    1. お客様ニーズに沿う導入支援
    2. セキュリティ強化策のご提案
    3. サポートデスクで運用負荷軽減

    「Amazon WorkSpaces導入支援サービス」は株式会社TOKAIコミュニケーションズが実施するVDI導入サービスです。APNパートナーだからこその豊富なノウハウで、自社のシステム環境やニーズにマッチした仮想デスクトップ環境の構築を実現します。専門的なエンジニアがいない企業でも安心して導入・運用ができます。

    トラブル発生時もサポートデスクが365日対応してくれるため、自社内の運用負担も軽減するでしょう。セキュリティやコスト面に配慮したオプション機能もあり、自社にとってより効果的な運用が目指せます。

    Flex Work Place

    株式会社日立システムズ
    《Flex Work Place》のPOINT
    1. さまざまなデバイスからデータへのアクセスが可能
    2. 在宅勤務ユーザーの利便性向上。WindowsPC と変わらない操作感
    3. 仮想デスクトップインフラと同等の安全性でオフラインでも利用可

    株式会社日立システムズが提供する「Flex Work Place」は、PCにデータを残さない「データレスPC」環境を実現するソリューションです。Windows搭載のServerで運用するファイルサーバがあれば専用アプリをインストールするだけで利用可能です。ローカルHDDは表示されずデータもデバイスに残さないため、モバイル環境であってもファイルサーバ上のファイルを安全に使用できます。

    またオフラインでもファイルの編集が可能なほか、同期していないファイルがあった場合は電源を切る前に警告を表示する機能などを搭載しています。

    シンクライアントとゼロクライアント/ファットクライアント/リッチクライアントの違い

    シンクライアントは「処理をサーバ側に集約する端末」として知られていますが、類似または対比される端末として、ゼロクライアント・ファットクライアント・リッチクライアントがあります。それぞれの違いを把握することは、適切な導入判断に欠かせません。

    ゼロクライアントとの違い

    セキュリティや運用のシンプルさから注目されるゼロクライアント。シンクライアントとの違いを明確にすることで、導入の目的と要件が整理しやすくなります。

    ゼロクライアントとは

    ゼロクライアントとは、OSや保存機能を一切持たず、画面表示・通信・入力機能のみを備えた端末です。すべての処理をサーバに依存する構造で、シンクライアントよりもさらに機能が制限されています。端末にデータが残らないため、情報漏えい対策に優れ、高セキュリティ環境での利用に適しています。

    両者の違いは処理速度にあり

    ゼロクライアントはOS・CPU・HDDを持たないため、構成が非常にシンプルです。一方、シンクライアントは最低限の処理機能を搭載しており、ある程度の自立動作が可能です。ゼロクライアントは処理負荷が完全にサーバに集中するため、導入コストを抑えつつ高速起動・安定性を確保できます。

    ファットクライアントとの違い

    従来型PCとして広く普及しているファットクライアント。処理をローカルで完結する特性があり、シンクライアントとの対比が理解を深めます。

    ファットクライアントとは

    ファットクライアントは、アプリケーションやデータを端末に搭載し、独立して処理・保存が行えるコンピュータです。従来のPCが該当し、サーバを介さず動作可能であるため柔軟性が高い一方、端末ごとの管理負荷や情報漏えいリスクが課題となります。

    両者の違いは機能の充実度にあり

    ファットクライアントはシンクライアントに比べて処理能力が高く、単体でのアプリケーション実行や保存が可能です。柔軟性に優れますが、端末台数に応じて運用負荷・コストが増加します。シンクライアントは集中管理を前提としたシンプルな運用が特徴です。

    リッチクライアントとの違い

    Web技術の進化により登場したリッチクライアント。シンクライアントとWebクライアントの中間的な存在であり、利用環境によって使い分けが求められます。

    リッチクライアントとは

    リッチクライアントは、必要に応じてアプリケーションを端末側に一時保存・実行できる仕組みを持ち、Webベースの軽量性とローカル実行の利便性を兼ね備えた中間的な存在です。重いソフトの常時インストールは不要なため、配布や管理負担を軽減できます。

    両者の違いはオフライン環境でも利用できるか

    リッチクライアントはネットワークに依存せず一部オフライン利用も可能であるのに対し、シンクライアントは常にサーバ接続を前提とする構造です。したがって、リッチクライアントは一時的な接続断でも業務継続が可能ですが、シンクライアントは通信環境の安定性が必須です。

    自社にあったシンクライアントを選定しよう

    クライアント端末の種類は複数あり、シンクライアントの実行方式もさまざまなタイプに分かれています。自社内の環境を踏まえて、さまざまな製品を比較しながら、最適なものを導入してセキュアなリモート環境を構築しなければなりません。

    なお、今回紹介したシンクライアントの詳細を知りたい方は、下のボタンから一括で資料請求ができますので活用してください。

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