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Scale Cloud
予算管理システム

Scale Cloudとは?価格や機能・使い方を解説

PL管理・KPI管理の一元化で予実管理の正確性を向上させる

株式会社Scale Cloud

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製品について2026年07月29日 04:43 掲載

Scale Cloudが大型アップデート。Salesforce・HubSpotの明細連携とAI分析で「数字の根拠」まで一つの基盤に

Scale Cloudが大型アップデート。Salesforce・HubSpotの明細連携とAI分析で「数字の根拠」まで一つの基盤に

サービス概要

Scale Cloudは、株式会社Scale Cloudが提供する経営管理クラウドである。
予算管理・予実管理・KPI管理を一つの基盤に統合し、財務数値(PL)と事業KPIを連携させて、
予算策定から予実分析、着地見込み(フォーキャスト)の更新までを運用できる。
上場企業や複数事業を持つ企業を主な対象とする。

同サービスが2026年7月、大型のアップデートを実施した。
柱となるのは外部サービスとのデータ連携の拡張AIによる分析支援の二つである。

Salesforce・HubSpot・Google Sheetsといった業務システムから、集計値だけでなく商談や契約の明細データまで自動で取り込めるようになり、取り込んだ数値についてAIが要約や増減要因を提示する。加えて、連携元の構造変化を検知する差分アラート、外部システムへのデータ出力に対応したAPIなども追加された。本稿ではその内容を紹介する。

解決できる課題

今回のアップデートが向き合うのは、データ連携を導入した企業が「その次」に直面する課題である。

一つ目は、取り込んだ数字の中身が見えないという問題だ。
会計システムや営業支援システムから数値を自動連携できても、基盤に載るのは合計値であることが多い。
前月から売上が大きく動いた理由を確かめようとしても、根拠となる商談や契約の明細は元のシステムに戻らないと確認できない。
担当者が複数の画面を行き来して要因を探すことになる。

二つ目は、連携元の構造が静かに変わっていくことだ。
会計ソフト側で部門や勘定科目が追加・削除されても、取り込む側は気づきにくい。
数値が合わなくなって初めて発覚し、過去に遡って修正する事態も起こる。連携の設定は「作って終わり」ではなく、運用しながら守り続ける必要がある。

三つ目は、集めた数字を読み解く工程が属人化しやすいことだ。
データが揃っても、増減要因の整理や報告資料への落とし込みは担当者の手作業に依存し、月次のたびに同じ作業が繰り返される。

Scale Cloudの最新アップデートは、この「中身を確かめる」「変化に気づく」「読み解く」という三つの負荷それぞれに手当てを加えるものだ。

主な機能・特徴

外部サービス連携の拡張──明細データまで自動で取り込む

今回のアップデートの中心は、データ連携の強化である。

Google Sheets連携では、従来のPL・KPI月次推移表といった集計データに加え、商談リストのような明細データも自動連携できるようになった。


Salesforce連携でも商談や契約の明細をAPI経由で自動取得でき、さらにHubSpotとのAPI連携が新たに追加され、商談・契約の明細を含むデータを自動で取り込める。

このほかkintoneおよびExcel Onlineとの連携にも対応。


会計領域では、勘定奉行連携で決算整理仕訳を含めたデータを取得するよう改善された。

集計値だけでなく明細まで一つの基盤に集まることで、「根拠を確かめるために元システムへ戻る」往復がなくなる。
データ入力画面からも連携明細を確認でき、過去実績の内訳を見ながら予測シナリオを入力する使い方も可能になった。

差分アラート──連携元の変化を自動で検知する

データ取り込み時に差分を検知するアラート機能が追加された。
連携元の会計ソフトで部門や勘定科目などに増減があった場合、自動で通知される。
「知らないうちに部門や勘定科目が増減していた」という取りこぼしを防ぐ機能で、連携を長く運用するほど効いてくる。

AI分析機能(β版)──要約から資料作成まで

AIに質問を投げかけることで、要約・増減要因・注目ポイントといった分析結果を得られる。
表示中の画面をもとに質問できるため、分析の起点を別途用意せずに済む。
加えて経営レポート資料(PDF/PowerPoint)を自動作成でき、月次報告の準備に割いていた時間をそのまま議論の時間に振り向けられる。

APIの双方向対応

公開APIがアップデートされ、外部システムからScale Cloudへのデータ入力だけでなく、
Scale Cloudから外部システムへのデータ出力にもAPI対応した。
指標値取得APIでは、これまで対象外だった親ユニット・参照ユニットの指標値も取得できる。
自社のデータ基盤やBIツールと組み合わせた運用がしやすい。

分析表示の強化

ダッシュボードとレポートの双方で累計表示に対応した。
レポートでは詳細設定に「表示形式」が追加され、各期間の値を見る「推移」と、期間までの積み上げを見る「累計」を切り替えられる。
予算進捗を累計で追いたい場面で使い分けられる。

他社との違い・強み

今回のアップデートには、機能追加の一覧としてだけでは読み取りにくい、設計上の方向性が表れている。

第一に、連携を「集計値の取り込み」で終わらせていない点である。
外部システムとの連携機能を備えた製品は多いが、その多くは月次の合計値を取り込むところまでを担う。
Scale Cloudは今回、商談リストや契約明細といった一次データそのものを基盤に載せた。


同サービスは財務数値(PL)と事業KPIをツリー構造でつないで管理する設計を採るが、そこに明細が加わったことで、
結果指標から先行指標、さらにその根拠となる一件ごとの明細まで、一本の線でたどれるようになった。
数値の異常を見つけてから原因にたどり着くまでの距離が縮まっている。

第二に、AI分析が日々の運用画面のなかに組み込まれている点が挙げられる。
今回搭載されたAI分析は、表示中の画面をもとに質問できる。
分析用のデータを別途用意したり、数値をコピーして外部のツールへ貼り付けたりする必要がなく、
見ている画面からそのまま要約や増減要因を尋ねられる。


分析の入口が普段の作業動線の上にあるかどうかは、機能が使われ続けるかを左右する部分でもある。

第三に、APIを双方向にしたことである。データ入力に加えて出力に対応したことは、
経営管理システムを「数字を集めて完結させる箱」ではなく、自社のデータ基盤の一部として位置づける発想に立っている。


BIツールや他システムと組み合わせて使いたい企業にとっては、選定時の判断材料になる部分だろう。

いずれも派手な機能ではないが、日々の運用で効いてくる種類の改善といえる。

導入メリット・活用事例

今回のアップデートによる効果は、経営管理のサイクルごとに整理できる。

集める段階では、Salesforce・HubSpot・Google Sheets・kintone・Excel Onlineといった各システムから、集計値と明細の双方が自動で集まる。


差分アラートが連携元の構造変化を検知するため、取り込み漏れの確認作業も軽くなる。

確かめる段階では、Scale Cloud内で明細まで参照できる。
「この事業部の売上が前月比で伸びたのはなぜか」という問いに対し、画面を離れずに商談明細まで下りて確認できる。
親ユニット・参照ユニットの明細もまとめて確認できるため、グループ全体から個社の内訳へと視点を移す動きがスムーズになる。

伝える段階では、AI分析が増減要因や注目ポイントを提示し、そのまま経営レポート資料(PDF/PowerPoint)まで自動作成する。
月次報告の準備工数が圧縮される。

想定される活用シーンとしては、複数事業を横串で見る経営企画部門での月次予実レビュー、
子会社を含むグループ全体の着地見込み更新、営業データと財務数値を突き合わせた事業部会議などが挙げられる。

まとめ

2026年7月のアップデートで、Scale Cloudは明細データ連携、差分アラート、AI分析、APIの双方向対応を追加した。
いずれも「数字を集める」段階の先にある、中身を確かめ、変化に気づき、読み解く工程を支える機能である。
データ連携は入れたものの、そこから先が手作業のまま残っている──そんな課題を抱える企業にとって、検討に値するアップデートといえる。

詳細な機能や料金プラン、導入事例については、資料請求・公式サイトから確認できる。

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