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サイトマップ作成ツール8選を比較!HTML/XML、階層図と分けて紹介

サイトマップ作成ツール8選を比較!HTML/XML、階層図と分けて紹介

Webサイトを効果的に運営するには、サイト全体の構造を整理し、検索エンジンやユーザーに正確に伝えることが重要です。そのために欠かせないのが「サイトマップ」の存在です。サイトマップには階層図、HTML形式、XML形式など複数の種類があり、それぞれ目的や役割が異なります。

この記事では、各サイトマップの特徴からおすすめツールまで幅広く紹介します。SEO対策やユーザビリティ向上に役立てたい方は、ぜひチェックしてみてください。

この記事は2025年6月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    サイトマップとは

    サイトマップは、Webサイトの構造を整え、検索エンジンやユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着けるようにするための重要な仕組みです。「階層図」「HTMLサイトマップ」「XMLサイトマップ」の3種類があり、それぞれ役割や用途が異なります。

    ■階層図
    Webサイト全体のページ構成をツリー状に可視化したもので、ページ同士の親子関係やリンクの構造を視覚的に把握するのに適しています。サイトの設計や改善に役立つため、多くの運営者が活用しています。
    ■HTMLサイトマップ
    ユーザーがWebサイト内を迷わず移動できるよう、主要なページへのリンクを一覧で表示するものです。目的の情報にすばやくアクセスできるため、ユーザー体験の向上に貢献します。
    ■XMLサイトマップ
    検索エンジンのクローラー向けに、サイト内のURL、更新日、優先度などを構造化データで提供するファイルです。これにより、検索エンジンがサイト全体を正確にクロールし、インデックスに反映しやすくなります。

    これらのサイトマップを適切に活用することで、Webサイトの使いやすさが大きく向上します。

    HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違い

    HTMLサイトマップとXMLサイトマップは、どちらもWebサイトの構造を伝えるという共通の目的を持っていますが、その役割は大きく異なります。

    HTMLサイトマップは、Webサイトを訪れるユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着けるように、サイトの構造を分かりやすく示すことを目指しています。ユーザーはこのサイトマップを頼りに、まるでホテルのコンシェルジュに案内されるように、必要な情報へとたどり着けます。

    一方、XMLサイトマップは、クローラーがWebサイトの構造を深く理解し、すべてのページを漏れなくクロールできるように、緻密に設計されています。以下に、それぞれの違いを改めて表形式でまとめました。

    項目HTMLサイトマップXMLサイトマップ
    目的ユーザーがWebサイト内を快適に移動できるようにする検索エンジンのクローラーがWebサイトを効率的にクロールできるようにする
    対象Webサイトを訪れるユーザー検索エンジンのクローラー
    内容Webサイトの主要なページへのリンク一覧Webサイト内のすべてのページのURL、更新日時、優先度などの詳細情報
    表示形式HTML形式で、視覚的に分かりやすく表示XML形式で、構造化されたデータとして提供
    アクセス方法Webサイト内のページから直接アクセスGoogle Search Consoleなどのツールを通じて送信

    サイトマップが必要な理由

    サイトマップは、Webサイトの構造を検索エンジンやユーザーに正確に伝えるために重要な役割を果たします。特にコンテンツが多いサイトでは、クローラーがすべてのページを把握しやすくなり、効率的なクロールとインデックス登録が可能に。また、階層構造が複雑なサイトでは、ユーザーが目的のページに迷わずたどり着けるようになり、利便性の向上につながります。

    さらに、新しく公開されたWebサイトの場合は、検索エンジンに存在を認識してもらうために、サイトマップの送信が早期のインデックス登録を促進します。

    サイトマップ作成ツールを活用するメリット

    サイトマップ作成ツールを活用すれば、複雑で手間のかかる作業を効率化できるだけでなく、SEO対策やユーザー体験の向上など、Webサイト運営におけるさまざまなメリットにつながります。

    作業負担の軽減

    サイトマップ作成ツールを導入することで、作成にかかる時間と労力を大幅に削減できます。ツールはWebサイト全体を自動でスキャンし、URLやタイトル、更新日時などの情報を収集して、効率的にサイトマップを生成します。これにより、ページを一つずつ確認して手作業でリストアップする必要がなくなり、より重要な業務に集中できるでしょう。

    特にページ数の多い大規模なサイトでは、ツールを使うことで本来数時間かかる作業を、数分で完了させられます。

    精度・漏れの防止

    手作業では、ページの見落としやリンクミス、更新漏れが起きやすいです。そこで、ツールを使えばWebサイトを自動でスキャンし、URLや更新情報を正確に収集できます。また、リンク切れも検出できるため、常に最新の状態で高精度なサイトマップを維持してくれます。

    専門知識が不要

    最近のツールはノーコード対応が進んでおり、専門知識がなくても操作できます。WordPressのプラグインやクラウド型のサービスなら、設定も簡単で誰でもすぐに導入可能です。初心者でも安心して使える点が大きな魅力といえるでしょう。

    サイトマップを作成する方法

    ここでは、「階層図」と「HTML/XMLサイトマップ」の2つの形式について、ツールを活用した具体的な作成方法を紹介します。

    階層図の場合

    階層図は「Microsoft Excel」や「Googleスプレッドシート」などの表計算ソフトを使って、無料かつ手軽に作成できます。ページのタイトル、URL、説明などの情報を整理し、Webサイトの構造を視覚的に分かりやすく伝えられます。

    さらに、「Lucidchart」や「Cacoo」といった図形描画ツールを併用すれば、ツリー構造でより直感的に階層図を作成可能です。これらのツールは操作性に優れており、サイト構成の見直しや関係者との情報共有にも活用できます。特に構造が複雑なWebサイトでは、全体像の把握やリニューアル時の分析に大いに役立ちます。

    HTML/XMLサイトマップの場合

    HTML/XML形式のサイトマップは、プラグインや専用ツールを活用することで、Webサイトの構造を自動で反映させたサイトマップを短時間で作成できます。

    WordPressを利用している場合は、プラグインを利用することで、HTML/XMLサイトマップの自動生成と更新が可能です。設定も簡単で、Webサイトの更新にあわせて内容が自動的に反映されるため、運用負荷の軽減にもつながります。

    また、すでに公開されているWebサイトの場合は、「XML Sitemaps Generator」や「My Sitemap Generator」などのオンラインツールを使えば、URLを入力するだけで簡単にXMLサイトマップを作成できます。生成されたファイルは、Google Search Consoleを通じて検索エンジンに送信できるため、手軽にインデックス促進を図れます。

    階層図用サイトマップ作成ツールを比較

    サイトマップ作成ツールは、大きく分けて階層図用とHTML/XML用の2種類があります。ここでは、階層図の作成に特に適したツールを紹介・比較します。

    Microsoft Excel

    日本マイクロソフト株式会社が提供する「Microsoft Excel」は、定番の表計算ソフトで、導入ハードルが低く手軽にサイトマップ作成を始めたい方に最適なツールです。表形式による情報整理のしやすさと、自由度の高さが評価され、多くのユーザーに支持されています。

    Figma

    Figma, Inc.が提供する「Figma」は、デザイン性と操作性のバランスに優れ、見た目にこだわったサイトマップを作りたい方に適したツールです。Webブラウザ上で動作し、直感的な操作で洗練されたビジュアルを作成できます。サイトマップ作成にも対応しており、構造を視覚的にわかりやすく表現できます。

    Cacoo

    株式会社ヌーラボが提供する「Cacoo」は、図解ベースでサイト構造を整理したいチームに適した、柔軟性の高いオンライン作図ツールです。サイトマップだけでなく、フローチャートやワイヤーフレームなど幅広い図を作成可能。豊富なテンプレートとアイコンで効率よくビジュアルを構築できます。

    Lucidchart

    Lucid Software Inc.が提供する「Lucidchart」は、複雑な構造を論理的に整理したい場面に強く、情報設計やチーム共有に適した作図ツールです。Webブラウザ上で動作し、洗練されたUIと多彩な図形テンプレートにより、構造の可視化がスムーズに行えます。サイトマップのほか、業務フローや組織図なども一元的に作成できます。

    HTML/XMLサイトマップ作成ツールを比較

    HTML/XML形式のサイトマップ作成ツールは、階層図ツールとは異なり、主にSEO対策を目的とした自動生成機能が特徴です。ここでは、HTML/XML形式に対応した代表的なツールを紹介・比較します。

    XML Sitemap Generator for Google

    Auctolloが提供する「XML Sitemap Generator for Google」は、WordPress専用ながら導入が簡単で、検索エンジンとの連携に優れた高精度なサイトマップ生成ツールです。SEO対策との相性が非常によく、初期設定のみで自動的にXMLサイトマップを生成・送信できます。

    My Sitemap Generator

    My Sitemap Generatorが提供する「My Sitemap Generator」は、登録不要・インストール不要で手軽に使える、初心者にも優しいクラウド型サイトマップ作成ツールです。URLを入力するだけで、XML・HTML・画像サイトマップなど多形式に対応したファイルを簡単に生成できます。

    All in One SEO

    Semper Plugins, LLC.が提供する「All in One SEO」は、サイトマップ作成だけでなく、SEOに必要な要素を一括で管理できる、WordPressユーザー向けの多機能SEOプラグインです。XMLやHTMLサイトマップの自動生成に加え、メタ情報の最適化やキーワード分析など、検索順位向上に直結する機能が充実しています。

    Yoast SEO

    Yoast B.V. 社が提供する「Yoast SEO」は、コンテンツの質を高めるサポートに優れた、WordPress向けの定番SEOプラグインです。リアルタイムでのSEOスコア表示や読みやすさチェック機能が特徴で、記事作成と同時にSEO対策が行えます。サイトマップ生成機能も備えており、コンテンツSEOと技術SEOの両面をカバーします。

    より多機能なSEO対策ツールや、自社に合ったサービスを検討したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。おすすめのSEOツールを詳しく紹介しています。

    関連記事 SEOツールおすすめ18選を種類別に比較!無料製品も紹介

    GoogleにXMLサイトマップを送信する方法

    サイトマップを作成後はGoogleに送信することで、クローラーによるWebサイトの発見を促し、インデックス登録を加速できます。Google Search Consoleを使ってサイトマップを送信する手順は以下のとおりです。

    1.Google Search Consoleにアクセスする
    Google Search ConsoleのWebサイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
    2.プロパティを選択する
    サイトマップを送信するWebサイトのプロパティ(WebサイトのURL)を選択します。
    3.サイトマップのセクションに移動する
    左側のメニューから「サイトマップ」を選択します。
    4.サイトマップのURLを入力する
    「新しいサイトマップの追加」と表示された入力欄に、作成したサイトマップのURLを正確に入力します。
    5.送信ボタンをクリックする
    「送信」ボタンをクリックすると、Google Search Consoleがサイトマップをクロールし、インデックスに登録するプロセスを開始します。送信が完了すると、Google Search Consoleに「サイトマップを送信しました」というメッセージが表示されます。

    ただし、サイトマップを送信したからといって、すぐにWebサイトがインデックスに登録されるわけではありません。Googleがサイトマップをクロールし、Webサイトをインデックスに登録するまでには、数時間から数日程度の時間がかかる場合があります。

    サイトマップの送信後、サイトマップのステータスを定期的に確認することをおすすめします。もしエラーがある場合は、Google Search Consoleにエラーの内容が表示されるので、内容を確認し、サイトマップを修正して再度送信してください。

    まとめ

    この記事では、サイトマップ作成ツールの重要性、選び方のポイント、そして具体的なツールをタイプ別に紹介しました。サイトマップは、検索エンジンのクローラーがWebサイトを効率的に巡回し、インデックスに登録するために必要不可欠な要素です。

    また、ユーザーにとっても、目的の情報に迷わずアクセスするための道標となるため、WebサイトのSEO効果の向上やユーザーエクスペリエンスの改善にも貢献します。

    サイトマップ作成ツールは、手動での作成作業と比較して、時間と労力を大幅に削減し、正確な情報を提供できるため、Webサイト運営者にとって非常に価値のあるツールです。この記事で紹介したツール以外にも、さまざまなツールが存在するので、自社サイトの規模や特性、ニーズに応じて最適なツールを選び、積極的に活用してみてください。

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