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PaaSのクラウドサービス8選!製品比較のポイントも解説

2025年12月12日 最終更新

PaaSのクラウドサービス8選!製品比較のポイントも解説

PaaSの導入により、インフラを整える手間をかけずにアプリケーションの開発が可能になります。PaaSは、製品によって専門知識不要で扱えるものやAI・分析機能を備えたものなどさまざまな特徴があり、比較や選定の基準を押さえて導入することで、最適な製品が見つかるでしょう。

この記事ではPaaSの製品について、価格や特徴などを比較しながら紹介します。さらに、製品を比較するときのポイントやメリットについても解説するので、ぜひ導入時の参考にしてください。

この記事は2025年3月時点の情報に基づいて編集しています。
目次

    おすすめのPaaSクラウドサービス

    ITトレンドおすすめのPaaSクラウドサービスについて、機能や特徴、操作性などを比較し紹介します。

    製品名全体満足度使いやすさ価格
    kintone月額1,000円~/ユーザー
    Salesforce Platform4.1(65件)3.8月額3,000円~/ユーザー
    Hexabase月額25,000円~
    Microsoft Azure4.3(91件)4.1お問い合わせください
    Google Cloud4.5(82件)4.4お問い合わせください

    ※レビュー評価は2025年3月17日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。

    Salesforce Platform (株式会社セールスフォース・ジャパン)

    《Salesforce Platform》のPOINT
    1. IoT/AI 時代のクラウド基盤「Salesforce Platform」
    2. 高品質のAI搭載最先端アプリを誰もが手軽に開発
    3. ビジネスアプリの世界最大級のマーケットプレイス

    Hexabase (株式会社Hexabase)

    《Hexabase》のPOINT
    1. さらなる開発スピードを加速させる!
    2. 高度なクラウド技術を結集したバックエンドサービス!
    3. 業務システムで必要となる基本コンポーネントを提供!

    Microsoft Azure (日本マイクロソフト株式会社)

    《Microsoft Azure》のPOINT
    1. 3,500名以上もの専門家が守るセキュリティ環境
    2. 膨大な機能から自社に必要なものだけを選択可能
    3. IoTやAIなど最先端技術を利用可能

    Google Cloud (グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)

    《Google Cloud》のPOINT
    1. ベンダーロックインのリスクを最小限に抑制
    2. 環境に優しいビジネスを支援
    3. 進化し続けるAI・分析機能

    その他定番のPaaSクラウドサービス

    そのほかのPaaSクラウドサービスを紹介します。

    AWS

    「AWS」は、世界中にあるサーバが常に最新のハードウェアへとアップグレードされており、パフォーマンスが高いのが特長です。また、コンピューティング・ストレージ・データベース・AI・分析など、世界中のデータセンターから 300以上の機能のサービスを提供しています。

    NEC Cloud PaaS

    「NEC Cloud PaaS」は、統合IoT基盤、AI・アナリティクス、ビジネス共通機能、アプリケーション開発・実行環境などを提供しています。IoTを駆使したデータ収集や、AIを活用したデータ分析が可能です。ビジネス共通機能では新サービス立ち上げの支援、アプリケーション開発・実行環境ではデータベースや包括的な支援が受けられます。

    AnalyticMart

    「AnalyticMart」は、インターネット接続履歴や売上データなどを分析し、高性能なデータベースにより経営をサポートするデータウェアハウスサービスです。システムの監視や技術サポート、バックアップなどを任せられます。政府のガイドラインに準拠した高度なセキュリティも特長です。

    PaaS製品を比較する際のポイント

    PaaS製品を比較検討する際のポイントとして、種類やコスト、セキュリティなどが挙げられるでしょう。以下で詳しく解説します。

    種類で選ぶ

    PaaSには「Proprietary Paas」と「Open Paas」の2種類があります。それぞれの特徴を踏まえて選ぶことが大切です。

    Proprietary PaaS

    垂直統合型PaaSとも呼ばれ、インフラからWebアプリケーションの開発環境までを一括提供しているPaaSです。そのため、その仕様を把握しているのはベンダーのみです。

    クラウド事業者が提供するPaaSはその信頼性とコスト効率から多くの企業に採用されています。安定的にクラウド運用できるため、基幹システムのように日々の業務に用いるシステムに向いているでしょう。

    Open Paas

    オープンソースPaaSのことで、さまざまなオープンソースソフトを組み合わせているため自由度に優れています。特定のインフラストラクチャや開発言語に依存しないため、複数の言語やOSへの対応が求められる場面に向いているでしょう。特にスマホ向けアプリケーション開発においては独自の開発キットが無料提供されていることもあります。

    ただし、Proprietary PaaSほど完成度が高くなく、サポートの充実度でも劣ります。自社の求めるシステム開発に適したほうを選びましょう。

    以下の記事では、Open PaasとProprietary PaaSの特徴について解説しています。詳しく知りたい方は、ご覧ください。

    関連記事 Open PaaSとProprietary PaaSどちらを選ぶ?2つの違いと特徴を紹介

    自社の状況にあわせて選ぶ

    自社の状況を鑑みながら、コストやセキュリティ管理のレベルが適切な製品を選びましょう。

    コスト面

    多くのPaaSでは従量課金制です。オンプレミスのように導入時にまとめてコストがかかるのではなく、利用量に応じて継続的に費用が発生します。

    ただし、一口に利用量といってもその種類はさまざまです。リソースの利用量や通信量、ユーザー人数など、何に対する利用料に費用がかかるのか把握しましょう。また、機能要件の追加によってもコストがかかる場合もあります。

    セキュリティ面

    セキュリティレベルもベンダーにより異なるため要注意です。基本的に、ベンダーは自分が提供する部分のセキュリティだけを管理します。しかし、オプションなどで総合的なセキュリティ対策を提供するベンダーもあります。自社でセキュリティ管理を担当する人員を確保するのが難しい場合は、ベンダーに一任できるものを選びましょう。

    以下の記事では、PaaSの選定ポイントについて解説しています。導入前の注意点についても、こちらでご確認ください。

    関連記事 PaaSの選定ポイントと確認事項を解説

    PaaSを導入するメリット

    PaaS導入により得られる一番のメリットとしては、インフラ開発に手間がかからず、アプリケーションの開発に専念できる点でしょう。具体的に解説します。

    インフラの開発や準備がいらない

    PaaSはインフラの開発や準備が不要です。アプリケーションを1から開発するためには、ハードウェアやネットワークなどのITインフラに加え、ミドルウェアやOSを準備してインフラを整えなければなりません。

    PaaSはインターネットを介してこれらの環境をまとめて提供するため、すぐにアプリケーション開発に取り掛かれます。そのため、少ない投資や短い期間でのアプリケーション開発が実現します。

    アプリケーションの開発に集中できる

    開発者がアプリケーションの開発に専念できるのもメリットです。インフラから準備する場合は、ミドルウェアのインストールやバックアップの設定などに労力を割かなければいけません。しかし、PaaSを利用すればそれらの準備・管理はベンダーに一任できるため、開発者の負荷を軽減させられます。

    以下の記事ではPaaS導入によって、インフラ設計の手間やコスト、スピードなどの点において得られるメリットについて、徹底解説しています。

    関連記事 「PaaS」導入メリットとは?サービスを効率よく構築する仕組みを解説

    まとめ

    PaaSにはProprietary PaasとOpen Paasがあり、それぞれに向き不向きがあります。また、製品によって料金体系やセキュリティレベルが異なるため、選定時に確認すべきポイントとして意識しましょう。

    またPaaSの導入により、インフラを整える手間をかけることなく、短期間でのアプリケーションの開発が実現するでしょう。ぜひ参考にして、自社の状況に適したPaaS製品を選んでください。

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