【目的別】無料で使えるおすすめの暗号化ソフト
暗号化ソフトは、目的によって適した製品が異なります。まずは自社の目的を整理し、以下のようにタイプ別で比較するのがおすすめです。
- ■「とにかく簡単に使いたい人」におすすめ
- ▶アタッシェケース/セキュリティ・ウェアハウス
ITに詳しくない人/社内配布向け - ■「セキュリティ強度を最優先したい人」におすすめ
- ▶ED
機密情報・個人情報・研究データ向け - ■「フォルダを自動で暗号化・同期したい人」におすすめ
- ▶CryptSync/CrococryptMirror
バックアップ運用・クラウド保存前処理向け - ■「USB・持ち出しデバイス対策をしたい人」におすすめ
- ▶ToraTora
社外持ち出し・端末管理重視 - ■「暗号化+管理機能も欲しい人」におすすめ
- ▶Renee File Protector
ロック・非表示・制限までまとめて対策 - ■「軽量・シンプル特化タイプを探している人」におすすめ
- ▶FileCapsule
個人利用・ピンポイント用途
無料で使える暗号化ソフトを比較
無料で利用できる暗号化ソフトを紹介します。操作性や暗号化方式、対応環境などに着目して比較してみましょう。なお、製品によっては商用利用が有料の場合もあるため、企業で利用する際はライセンス条件も確認してください。
ToraTora (株式会社 iCanal)
- パスワードとICカードによる暗号化に対応
- AES256bit方式でファイルを暗号化
- 簡単な操作で情報の暗号化と復号が可能。
セキュリティ・ウェアハウス (株式会社スカイネクサス)
- エクスプローラー感覚の操作で簡単に暗号化が可能。
- ファイル単位の暗号化により柔軟な管理を実現。
- 暗号化したまま保存・バックアップが可能。
Renee File Protector (Rene.E Laboratory Software Co., Ltd.)
- パスワード設定でファイルやフォルダを保護し、機密性を保持。
- 暗号化やロック機能でデータの安全性を向上。
- ファイルの非表示設定で第三者の閲覧を防止。
アタッシェケース
M.Hibaraが開発する「アタッシェケース」は、AES-256を採用したファイル・フォルダ暗号化ソフトです。ファイルをドラッグ&ドロップしてパスワードを設定するだけで暗号化でき、公開鍵暗号にも対応しています。個人利用などは無料ですが、Windows版を商用利用する場合は有償となるため、企業で利用する際はライセンス条件を確認しましょう。
FileCapsule(ファイルカプセル)
「FileCapsule(ファイルカプセル)」は、AESを採用した無料のファイル・フォルダ暗号化ソフトです。WindowsやmacOS、iOS、Androidなど複数のプラットフォームに対応しており、ファイルをドラッグ&ドロップしてパスワードを指定するだけで暗号化できます。共通鍵暗号方式に加え、対応バージョンでは公開鍵暗号方式も利用できます。
CryptSync
Stefan Küngが開発する「CryptSync」は、2つのフォルダを同期し、一方のフォルダ内のファイルを暗号化して保存するツールです。ファイルの追加や変更を検知すると、自動的に暗号化・復号して同期します。OneDriveやDropbox、Google Driveなどのクラウドストレージへ暗号化したファイルを保存したい場合にも活用できます。
ED
Type74.orgが提供する「ED」は、ファイルを手軽に暗号化できるフリーソフトです。最大256ビットの暗号アルゴリズムに対応し、安全なパスワード入力やファイル名の変更・復元、日付復元、パスワード誤入力防止などの機能を備えています。シンプルな操作でファイルを暗号化したい場合に利用できます。
CrococryptMirror
HissenITが提供する「CrococryptMirror」は、フォルダを暗号化した状態で別のフォルダへ同期できる無料ツールです。AES-256とTwofish-256を用いた暗号化に対応し、手動同期に加えてファイルの変更を検知する自動同期機能も搭載しています。クラウドストレージやUSBメモリなどへ、暗号化したバックアップを保存したい場合にも活用できます。
無料暗号化ソフトの主な使い方
無料の暗号化ソフトは、ファイルやフォルダの保護だけでなく、USBメモリに保存するデータの暗号化にも活用できます。暗号化する対象や利用環境によって適した方法が異なるため、それぞれの特徴を確認しましょう。
ファイル・フォルダを暗号化する方法
ファイルやフォルダを暗号化する場合は、専用のフリーソフトを利用する方法があります。一般的には、暗号化したいファイルやフォルダを選択し、パスワードを設定して暗号化します。暗号化したデータは、正しいパスワードなどを使って復号することで閲覧できます。
ソフトによって操作方法や対応する暗号化方式、暗号化できる対象が異なるため、用途や利用環境に応じて選びましょう。
USBメモリを暗号化する方法
USBメモリの暗号化には、フリーソフトで保存するファイルを個別に暗号化する方法と、USBメモリ全体を暗号化する方法があります。ファイル単位の暗号化は必要なデータだけを保護したい場合に、ドライブ全体の暗号化はUSBメモリ内のデータをまとめて保護したい場合に適しています。
また、Windows 11 Proなどの対応エディションでは、標準機能の「BitLocker To Go」を利用してUSBメモリ全体を暗号化できます。ただし、Windows 11 HomeではBitLocker To Goによる暗号化の設定に対応していません。利用環境や保護したいデータの範囲に応じて方法を選びましょう。
無料暗号化ソフトの注意点
無料の暗号化ソフトを適切に利用する場合は、セキュリティ強度やサポート体制、機能制限などに注意が必要です。詳しく見ていきましょう。
機能や管理体制が十分でない場合がある
無料の暗号化ソフトでも強固な暗号化方式に対応した製品はありますが、利用できる機能や管理体制には違いがあります。例えば、複数ユーザーの一元管理やアクセス制御、操作ログの記録など、企業で求められる機能が十分に備わっていない場合があります。
特に、機密情報や個人情報を扱う企業では、暗号化の強度だけでなく、誰がデータにアクセスできるかを管理し、不正な操作を把握できる仕組みも重要です。こうした機能が必要な場合は、法人向けの有料製品も検討しましょう。
サポート体制がないことが多い
フリーソフトの場合、サポート体制がない場合がほとんどです。そのため、利用時にトラブルが発生しても自社で解決しなければなりません。
知識や技術をもったエンジニアがいれば対応可能ですが、手間と時間を要します。また、有料製品のなかの「無料プラン」を利用する場合も同様で、サポートがあったとしても、限定的な対応になりがちです。
無料の暗号化ソフトは手軽に導入できる一方、企業利用では管理機能やサポート体制が不足する場合があります。機密情報を適切に保護し、安定した運用を実現したい場合は、法人向けの有料製品も比較してみましょう。ITトレンドでは、さまざまな暗号化ソフトの資料を無料で請求できます。以下のボタンから製品の機能や特徴を比較してみてください。
有料版暗号化ソフトを選ぶ際のポイント
有料版製品は無料版製品よりも機能やプランの幅が広く、どれを選べばよいか迷いがちです。まずは、使いやすい暗号化ソフトかどうか操作性を確認しましょう。
ファイルの暗号化は現場の社員が利用することが多いため、ITに詳しくない人でも扱えるかどうかが重要です。操作性が悪い製品はセキュリティ強度が高くても、現場で定着しづらいでしょう。
また、暗号化ソフトは普段の業務と深く関わっているため、トラブルが発生した場合のサポートも重要です。トラブル時にサポートが受けられない場合は、業務が停止する可能性もあります。サポート窓口の営業時間やメール・電話など連絡手段、サポート内容も確認しておくと安心です。
無料トライアル・有料版の暗号化ソフトも比較
無料の暗号化ソフトは手軽に利用できる一方、企業利用では管理機能やアクセス制御、サポートなどが不足する場合があります。重要なファイルやデータベースを安全に管理したい場合は、無料トライアルを利用できる法人向け製品もあわせて比較しましょう。
D.AMO DP
- 既存データベースに後付けでクエリー変更せずに導入可能
- 選択的暗号化を実現しデータベースの機密性と可用性を両立
- 暗号化+アクセス制御+監査ログのAll-In-Oneパッケージで提供
ペンタセキュリティ株式会社が提供する「D.AMO DP」は、Oracle・Microsoft SQL Serverに対応したデータベース暗号化ソリューションです。既存データベースに後付けでき、アプリケーション側のSQLクエリーを変更せずに導入可能。機密性の高いデータをカラム単位で選択して暗号化できるほか、アクセス制御や監査ログも一元的に管理できます。
参考価格:お問い合わせください
D.AMO DE
- 暗号化の導入時アプリケーションのコードやクエリーの改修不要
- カラム単位で機密データを選択的に暗号化
- 暗号化+アクセス制御+監査ログのAll-In-Oneパッケージで提供
ペンタセキュリティ株式会社が提供する「D.AMO DE」は、OSSデータベース向けの透過型暗号化ソリューションです。アプリケーションのコードやクエリーを改修せず導入でき、機密データをカラム単位で選択して暗号化できます。暗号化に加えてアクセス制御や監査ログも搭載しており、データベースのセキュリティ対策をまとめて強化できます。30日間の無料トライアルも利用可能です。
参考価格:789,400円~/30日間無料トライアルあり
D.AMO KE
- 個人情報や機密情報を含むファイルをフォルダ単位で暗号化
- プロセス単位でのアクセス制御機能でランサムウェア防止
- 監査ログ提供/Windows/Linuxサーバーに導入可能
ペンタセキュリティ株式会社が提供する「D.AMO KE」は、サーバー上のファイルをフォルダ単位で暗号化できる製品です。Windows・Linuxサーバーに対応し、個人情報や機密情報をファイル形式を問わず保護できます。プロセス単位のアクセス制御や監査ログ機能も搭載し、ランサムウェア対策にも活用可能です。30日間の無料トライアルが用意されているため、導入前に操作性や運用方法を確認できます。
参考価格:77,400円~/30日間無料トライアルあり
どの暗号化ソフトを選べばよいか迷っている方は、無料診断も活用してみましょう。いくつかの質問に回答するだけで、自社に適した製品を絞り込めます。
無料で今すぐ利用できますので、下のリンクから診断を開始してください。
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有料版の暗号化ツールの導入も検討しよう
無料の暗号化ソフトは、ファイルやフォルダを手軽に保護できる便利なツールです。一方、企業で機密情報を扱う場合は、アクセス制御や操作ログ、サポート体制なども重要になります。自社に必要なセキュリティ対策を整理し、管理機能が充実した法人向けの有料製品も比較検討しましょう。
ITトレンドでは、暗号化ソフトの資料を無料で請求できます。複数製品の機能や特徴を比較し、自社に適した製品選びにお役立てください。

