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メール暗号化とは?方法や仕組みもわかりやすく解説

メール暗号化とは?方法や仕組みもわかりやすく解説

メールのセキュリティ強度を高め、情報漏えいを防止する「メール暗号化」は、現代のビジネスコミュニケーションにおいて必要不可欠なセキュリティ対策です。

この記事ではメール暗号化の重要性や仕組みについて、詳しく解説しています。また、Outlook・Gmailでのメール暗号化の方法も紹介しているので、参考にしてください。なお、メール暗号化におすすめの製品情報を一括資料請求(無料)できます。あわせてご利用ください。

この記事は2025年7月時点の情報に基づいて編集しています。
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メール暗号化とは

メール暗号化は本文や添付ファイルの内容を、第三者に知られないように加工・処理することです。暗号化によって、送信中の内容が解読や改ざんされるリスクを防ぎます。

メール暗号化は鍵をかけることに似ており、受信者側は鍵を使用して内容を復元します。鍵がなければ内容が見られないため、誤送信した場合の対策としても有効でしょう。専用ツールを導入すれば誰でも簡単にメールを暗号化できるほか、近年では自動で暗号化するメールサービスも増えています。

メール暗号化の仕組み

メール暗号化は、どのような仕組みをもって機能しているのでしょうか。メール暗号化の「方式」と「技術」に分けて解説します。

メール暗号化の方式

メール暗号化には大きく分けて「共通鍵暗号方式」と「公開鍵暗号方式」の2種類があります。どのような方式なのか特徴を見ていきましょう。

■共通鍵暗号方式
暗号化と復号に同じ鍵を使用する方式。安全性は高いが、鍵の安全な送信と管理が必要であり、共通鍵の流出に注意が必要。送信先ごとに異なる鍵が必要なため、管理が煩雑になりやすい。
■公開鍵暗号方式
2つの鍵(公開鍵と秘密鍵)を使って暗号化と復号を行う方式。公開鍵は誰でも取得可能なうえ、漏えいしても問題なく鍵管理が容易。秘密鍵は受信者のみがもち、メールの復号が可能。
メール暗号化の方式

メール暗号化の技術

メールを暗号化する技術は大きく分けて「SSL・TLS方式」と「PGP・S/MIME方式」の2種類があります。

■SSL・TLS方式
SSL(Secure Sockets Layer)とTLS(Transport Layer Security)の2つの暗号化技術を活用した暗号化方式。主に通信経路(クライアントとサーバー間)を暗号化し、第三者による盗聴を防止。SSL・TLS方式を利用していると、URLの「http://」が「https」になる。
■PGP・S/MIME方式
主にメールの内容そのもの(本文や添付ファイル)を暗号化する技術。PGP(Pretty Good Privacy)は、認証局がなくユーザーが鍵を管理する。S/MIME(Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions)は認証局の証明書を利用して暗号化する。

以下の記事では、メール暗号化の方式や技術について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

関連記事 メール暗号化における方式・技術の種類とは?仕組みも詳しく解説

Outlook・Gmailでのメール暗号化の方法

Outlook、GmailではS/MIME方式によるメール暗号化に対応しています。ただし、使用するには証明書のインストールや、メールサービス側の設定が必要な場合があります。

Outlookのメール暗号化(クラシック版)

Outlook(クラシック版)では、S/MIME証明書を導入することですべての送信メッセージを暗号化できます。やり方は以下のとおりです。

  • 1.「ファイル」タブで「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」を選択
  • 2.「電子メールのセキュリティ」タブの「電子メールの暗号化」で、「送信メッセージの内容と添付ファイルを暗号化する」チェックボックスをオンにする

Gmailのメール暗号化

Gmailでは、Google Workspaceの一部プランでS/MIMEを使用したメールの暗号化が利用できます。送信メールは、相手がS/MIMEに対応していれば可能な限り自動的に暗号化されます。送信メールが暗号化されているかの確認方法は以下のとおりです。

  • 1.メール作成を開始し、「To」に宛先を入力
  • 2.宛先の右側に表示される鍵アイコンで暗号化状態を確認

S/MIME設定を変更する場合や、宛先の暗号化レベルの詳細確認は、鍵アイコンをクリックして「詳細を表示」を選択して行います。

メールを暗号化する際の注意点

メール本文や通信が暗号化されていても、利用している暗号化方式によっては添付ファイルが暗号化されないケースもあります。 その場合、攻撃者に添付ファイルだけを抜き取られたり、誤送信により機密情報が第三者に届いたりするリスクが発生します。

従来は、添付ファイルをZIP圧縮しパスワードを別送する方法(いわゆるPPAP方式)が多く用いられてきました。しかし現在では、セキュリティ上の懸念から廃止や見直しを進める企業が増加傾向にあります。

ISMSやISO27001などの認証を取得している企業では、ファイルの暗号化や自動保護、誤送信対策といった機能を備えた「メール暗号化ソフト」の導入が推奨されるケースが一般的です。

メールを暗号化しない場合のリスク

メールを暗号化しない場合、以下のようなリスクが発生する可能性があります。

  • 第三者による盗聴や情報漏えい(通信経路での盗み見)
  • 個人情報の悪用やなりすまし被害
  • ●企業の機密情報や重要資料の流出による多大な損害
  • 取引先への波及被害(信頼喪失・契約破棄など)
  • ●情報漏えい事故の公開による企業ブランドや信用の毀損
  • ●最悪の場合、事業継続が困難になるリスク

これらのリスクを回避するためには、メール暗号化ソフトの導入が有効です。送信内容や添付ファイルを自動で暗号化し、情報漏えいや誤送信のリスクを低減できます。

▼暗号化の必要性を感じた方は、人気のメール暗号化ソフトをチェックしてみませんか?特徴や機能の違いを把握できます。

メール暗号化にはソフトの活用がおすすめ

メールの暗号化を確実に行うには、専用のメール暗号化ソフトを導入するのが効果的です。ビジネスメールに含まれる重要情報や機密データを保護するため、本文や添付ファイルの内容を自動で判断し、必要に応じて暗号化を行います。セキュリティ対策を強化しながら、業務効率も損なわず運用できるのが特徴です。

  • ●メール本文・添付ファイルの内容に応じて自動で暗号化を実行
  • ●誤送信防止機能により、人的ミスによる情報漏えいを回避
  • ●電子署名の付加によって、標的型攻撃やなりすましを抑止

自動暗号化や誤送信対策など、製品によってできることはさまざまです。「自社にあった機能は?」と気になった方は、以下の比較記事で詳しくチェックしてみてください。

関連記事 【比較表】メール暗号化ソフトおすすめ10選!選び方や導入の注意点も解説

メール暗号化ソフトを活用してセキュリティ強度を高めよう

メール暗号化とは、メールの内容を第三者に知られないようにする処理のことです。メールを暗号化しなければ、情報漏えいのリスクが高まり、個人情報の悪用や企業信頼の失墜、事業への影響などさまざまなリスクがあります。

メールの暗号化を漏れなく実施するには、システムの導入がおすすめです。どのメール暗号化ソフトが自社にあうか迷っている方は、まずは無料の資料請求からはじめてみてください。請求後は、各製品の特徴を比較できる一覧表を作成できるため、検討にも役立ちます。

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07月14日(月)更新
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