連携できるシステム・アダプタの種類
自社で利用している基幹システムやSaaS、クラウドサービスに対応したアダプタが用意されているかを確認します。対応が幅広いほど、将来のシステム追加にも対応しやすくなります。
汎用的なAPI連携やカスタムアダプタの開発支援があるかを確認しましょう。
部署ごとに異なる業務システムのデータ連携を自動化し、手作業での転記や二重入力をなくして業務効率化を実現します。
部署ごとに異なるシステムを使っていると、データ連携の手作業や属人化が起きやすくなります。
EAIとは、企業内に存在する複数の業務システムやアプリケーションのデータを連携・統合するための仕組みです。
従来は、システムごとにCSVを出力してExcelで加工し、別のシステムへ手作業で取り込むといった対応が一般的でした。しかし、システムの数が増えるほど転記作業や確認作業の負荷が増え、入力ミスも起こりやすくなります。EAIを導入すると、システム間のデータ連携をあらかじめ設定した処理として自動化できます。
EAIには、主にアダプタ機能、フォーマット変換、ルーティング機能などの機能があります。これらの機能により、異なる形式のデータを変換しながら、条件に応じて必要なシステムへ振り分けられます。
導入すれば、手作業による連携作業の削減とデータ入力ミスの防止が期待できます。あわせて、業務プロセス全体を自動化でき、部門をまたいだ情報共有もスムーズになります。
情報システム部門だけでなく、業務改善を担う部門でも活用が進んでいます。ただし、連携するシステムの数が多い場合は処理が一か所に集中しやすい点に注意が必要で、負荷分散を考慮した構成を検討することが重要です。
EAIツールを導入すると、データ連携の自動化によってさまざまな効果が期待できます。
各システム間のデータ連携を自動化することで、CSVの書き出しや手入力といった定型作業を減らせます。担当者の作業時間を、より付加価値の高い業務にあてられます。
システム間で自動的にデータを連携するため、転記漏れや入力間違いが起こりにくくなります。数値の不一致による確認作業や手戻りも防げます。
受注から出荷、請求までの一連の業務フローを連携させることで、部門をまたいだ処理のスピードが向上します。全体の業務効率化につながります。
EAIツールは、連携できるシステムの数や処理速度、運用のしやすさなど、比較すべきポイントが多くあります。自社の業務フローや連携したいシステムを踏まえたうえで、以下の6点を確認すると選定の精度が高まります。
EAIツールでは、部門をまたぐ業務の一連の流れを連携できるかが重要です
自社で利用している基幹システムやSaaS、クラウドサービスに対応したアダプタが用意されているかを確認します。対応が幅広いほど、将来のシステム追加にも対応しやすくなります。
汎用的なAPI連携やカスタムアダプタの開発支援があるかを確認しましょう。
専門的なプログラミング知識がなくても、画面上の操作でフローを構築できるかを確認します。属人化を防ぎ、情シス以外の担当者でも運用しやすくなります。
アイコンをドラッグ&ドロップするだけで設定できる製品を優先すると、運用の引き継ぎがしやすくなります。
リアルタイム連携が必要か、夜間バッチ処理で十分かによって、選ぶべき製品が異なります。大量データを扱う場合は、処理性能や同時実行数も確認します。
ストリーミング処理や高頻度実行に対応した製品を選びましょう。
セキュリティポリシーや既存システムの構成にあわせて、クラウド型かオンプレミス型かを選びます。クラウド型は初期費用を抑えやすく、オンプレミス型は自社ネットワーク内で完結させやすい特徴があります。
クラウド型やiPaaSに近い機能をもつ製品を検討すると、将来の拡張がしやすくなります。
連携処理が停止した際に、エラー内容をすぐに把握できるか、通知や再実行の機能があるかを確認します。基幹業務に関わる連携ほど、監視体制の充実度が重要になります。
処理状況を可視化するダッシュボードやアラート機能をもつ製品を選ぶと安心です。
導入時の設定支援や、運用中の問い合わせ対応の体制を確認します。日本語でのサポートや、同業種での導入実績があるかも比較のポイントです。
導入後のフォロー体制が手厚いベンダーや、国内実績が豊富な製品を優先しましょう。
ITトレンドの口コミからは、ノーコードでの操作性や既存システムとの連携範囲を重視する声が多く見られました。あわせて、担当者の学習コストやサポート体制も選定の決め手になっています。
提供形態やシステム連携の方式によって、いくつかの種類に分けられます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| クラウド型 | インターネット経由で利用でき、初期費用を抑えて短期間で導入しやすい。SaaSやクラウドサービスとの連携に強い。 |
| オンプレミス型 | 自社のサーバーで運用し、既存の基幹システムと同じネットワーク内で完結させやすい。セキュリティポリシーが厳しい企業に向く。 |
| ハブ&スポーク型 | 中央のハブを介して複数システムを連携する方式。管理はしやすいが、処理がハブに集中しやすい。 |
| バス型(ESB) | 分散した経路でシステム間を連携する方式。EAIより柔軟に拡張しやすいが、価格は高くなる傾向がある。 |
導入を検討する際によく寄せられる質問と回答をまとめました。