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工事管理と工事監理の違いは? 目的から実行者、内容を徹底解説!

工事管理と工事監理の違いは? 目的から実行者、内容を徹底解説!

【工事管理(施工管理)】と【工事監理】の違いを解説。同じ「カンリ」であっても、内容や目的、実行する人は異なります。【工事管理(施工管理)】と【工事監理】、それぞれの意味や目的、内容、実行者や必要資格から、どういう違いがあるのかを押さえましょう。

目次

    工事監理とは

    「監理」という言葉はなかなか聞き慣れない言葉かもしれませんが、主に設計者からの視点で、お客様の立場に立って、品質・資金・工程面で問題なく施工が行われているか、以下のようなことを確認することを指しています。

    • ・各工事が設計図書に沿って正しく行われているか確認する
    • ・図面では伝わらない細かい要望などを伝達する
    • ・建築主の代わりに工事現場の担当者と打ち合わせする
    • ・品質が想定レベルに達しているか検査する
    • ・施主へ報告する

    誰が実行するのか?

    建築士の免許を持つ人だけが行います。工事監理は、建築士法第2条第7項で定義されている建築士の独占業務です。設計事務所の設計者が行うことが多く、建築主の代理人のような立場で、監督業務を行うことになります。

    工事監理の目的は?

    建築主に代わって、工事の実施内容や品質を検査し、設計図書通りに施工されていなかったり問題があったりした場合、修正の指示を行うことが目的です。現場監督となる工事管理(施工管理)担当とは別の担当を設けることにより、ダブルチェックの機能を果たします。

    工事監理システム紹介ページ遷移画像

    工事管理(施工管理)とは

    工事管理(施工管理)とは、現場監督のようなもので、工事現場全体を見て、スケジュールどおりに進捗できているかどうか、また効率化できるところはないかどうか、確認することを指しています。具体的には以下のような作業があります。

    • ・工期を調整する(工程管理)
    • ・工事にかかる原価や予算を管理する(原価・予算管理)
    • ・材料や重機などを手配する(材料管理)
    • ・現場の安全を確保する(安全管理)
    • ・打ち合わせ、工事記録を作成する(作業日報管理)

    誰が実行するのか?

    施工会社の現場監督が行います。現場代理人と呼ばれています。

    工事管理(施工管理)の目的は?

    安全に、かつ、スケジュールどおりに工事を行い、会社に利益をもたらし、建築主に満足してもらうことが目的です。工事にまつわる監理とともに、現場の安全にも気を配りながら、効率よく進めます。

    こちらの記事では工事主任と主任技術者の違いについて解説しているので、あわせてご覧ください。

    関連記事 工事主任(現場主任)と主任技術者の違いは?それぞれの意味や課題を解説!

    工事管理(施工管理)と工事監理の違いって?

    読み方が「カンリ」である工事管理(施工管理)と工事監理の違いは、どこで見極めればよいのでしょうか。「管理」と「監理」の違いは、目的は何なのか、実行する人が誰なのか、を見極めることで分かります。

    ここではまず、それぞれの定義を確認しましょう。

    工事管理と工事監理の違い(詳しく)

    【 管理 】工事現場を滞りなく動かせているか

    工事管理(施工管理)とは、建設業の工事現場において、工事を計画通りに進められるように各業務の効率化を図ることです。主に資材、予算、工程、進捗などの観点から、「ヒト・モノ・カネ」を統合的に管理します。

    【 監理 】設計図書どおりに施工が進んでいるか

    工事監理とは、工事が設計図書どおりに進んでいるかをチェックすることを指します。各種の構造やデザインが設計図通りになっているかを確認することが工事監理の役割で、一般的には設計会社がその役割を担います。

    なぜ工事管理(施工管理)と工事監理を分けた方がいい?

    それぞれ異なる仕事をする工事管理(施工管理)と工事監理ですが、この2つの仕事は別々のところに頼んで分けることがおすすめです。

    ひとつの会社が設計から建築工事までを一貫して引き受ける「責任施工」では、余計なコストもかからないし建築主の意思がしっかりと伝わるように感じられます。しかし、一部の建設会社では工事管理者(施工管理者)を下請けの建築家や自社の社員に兼任させるところがあります。

    この場合のデメリットは、監理者は雇い主の指示や利益を重視し、雇い主の不利になるような指摘をしないことです。本来ならチェック・報告が行われなくてはならない事柄がうやむやになり、長い時間が経ってから瑕疵が見つかることもあります。

    工事監理と工事管理(施工管理)を別々のところに任せるとなると、データや工事進捗など密に共有する必要があります。こちらの記事では、工事現場のデータを共有できるアプリについて解説しているのであわせてご覧ください。

    関連記事 【ランキング】施工管理アプリ7選を比較!無料製品や現場で使える機能も紹介

    工事監理と工事管理(施工管理)に必要な資格

    工事監理に必要な資格は、以下の建築士の資格です。

    • ・一級建築士
    • ・二級建築士
    • ・木造建築士

    建物の用途や構造、規模によって変わりますが、工事監理は建築士の独占業務として建築士法で定められています。

    一方、工事管理(施工管理)に必要な資格は原則ありません。しかし国家資格である施工管理技士をはじめ関連する資格はあるため、このような資格を持った人に任せるのが適任でしょう。

    「現場監督」と「品質管理」の違いを理解しよう

    工事管理(施工管理)と工事監理の違いは、「現場監督」と「品質管理」という役割・目的の違いにありました。工事監理は、現場によっては実施されていないこともあって、含まれているのか確認することが大事でしょう。また、工事管理(施工管理)は、管理するデータがバラバラになったりリアルタイムに把握できなかったりと、問題を抱えていることが多いです。

    工事管理(施工管理)については、システムで一元管理できたり、現場にはいない人もデータを確認できたりと、作業効率を上げることができます。以下の記事では、人気の工事監理システムと選び方、メリット・デメリットを詳しく解説しています。

    関連記事 工事管理システムおすすめ18選を比較!機能や選定ポイントも解説
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